フローズン・タイム 佐藤睦雄さんの映画レビュー(感想)

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フローズン・タイム

劇場公開日 2008年1月26日
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写真家が時間をフリーズさせて甘美なイマジネーションを紡ぎ出す!
投稿日:2008年1月31日
佐藤睦雄さんのレビュー

 写真はシャッタースピードによってその一瞬を切り取る芸術だが、映画は1秒間24コマでその連続した一瞬を撮る。広告写真界で活躍してきた写真家ショーン・エリスの映画監督デビュー作である本作の主人公は、彼女にフラれ、不眠症になった美術学生(『ハリー・ポッターと賢者の石』のショーン・ビガースタッフ)。寝られない時間をスーパーの深夜勤務に費やした彼は、意識のなかで伸びたり縮んだりする時間と戯れるようになり、表題どおり、凍った時間のなかで新たに好意を寄せるようになった女性(『戦場のピアニスト』のエミリア・フォックス)をデッサンするという甘い瞬間を過ごす。

 ポートレイトでもセクシーな女性を撮り続けたエリス監督は、女性を賛美するかのような視線を向けている。止まった時間のなかでデッサンのオブジェとなる女性は誰もがスタイル抜群で、胸やお尻もまんまろとした美しいカーヴが描かれている。そんなスタイリッシュなルック(見た目)を持った実に興味深い映画なのだ。

 特に淡雪が降る場面では、見たこともないようなファンタジーが起こる。雪をも溶かすロマンティックなキスは爽やかな後味を残すのだ。

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