シルク seanさんの映画レビュー

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シルク

劇場公開日 2008年1月19日
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絹肌作品。
投稿日:2008年1月29日
seanさんのレビュー

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題名の「シルク(絹)」そのままに滑らかな流れの作品でした。
カナダ/フランス/イタリア/イギリス/日本 …^^;と、
これだけの国々が製作に絡んでいるというのに、出来上がりは
とってもこじんまりとした趣の夫婦愛に彩られた情愛の物語。
冒頭からどっぷりとその映像美に酔い、苦悩する主人公と共に、
絹糸を手繰り寄せるような物語の運びに、とろ~んとする感じ。。
あ、決して眠くなるという意味ではないですよ^^;

というのは、もっとスケール感を出した超大作。っぽいものを
自分が連想していたからなんでしょうね。
大作には違いないものの、テーマはコレ!というものに重点を
置いているので、あっちこっちよそ見をしないで済むというか。。
ま、よそ見をしているのは主人公なんですけどね(^^ゞ

蚕卵の買い付けのため、遠く離れた日本へ単身で渡った主人公。
そこで養蚕業者が連れていた娘(少女、とあるがそうは見えない)
に一目惚れ。来る日も来る日も彼女のことが頭から離れなくなる。
最愛の妻は、何度も渡航を繰り返す夫に、何も問いただせない。
すべては町を救うため。誰もがそう信じて待っていた矢先に…。

どこかのサイトの感想で、チラリと読んでいたのですが、
こういう展開の物語だとは知らなかったので…結構意外でした。
主人公はもちろんM・ピット。そして妻はK・ナイトレイ。
二人の出逢いから結婚、離れ離れの生活、妻の為の庭園造り、
いろんな出来事が二人の間に流れていくのですが、
観終えていちばんに感じたのは、この妻の情愛の素晴らしさ。
終始控え目で目立たなかった役どころの彼女こそが、
この物語のキーを握っていたのです。あ~そうだったのか…!

日本人俳優たちも、役所広司・ 中谷美紀・國村隼など
錚々たるメンバーで、観応えは十分です。
だけどやっぱり、最後にはK・ナイトレイなのですよ~^m^

シルクは、肌を包みこむしなやかさと丈夫さがウリですね。
汗をかいたら吸湿、すぐに発散、身体に不快感を残さない。
だから絹糸で作られた肌着は、高価でも皆に好まれる…。
もしもこれが人間だったなら…と私は思いました。
つかず離れず、鬱陶しくならず、なによりも心地よい存在。
よく「赤い糸で結ばれている」なんていうけれど、
永遠という意味でなら、本当は絹糸なんじゃないのかな^^;
幻想と実体の把握を、最後まで美しい庭園の中で締めくくる
ラストの余韻は、ほんとうに素晴らしかったです。

いやしかし~。苦悩するM・ピットは久々にいいですねぇ。
「ヘドウィグ~」をまた観たくなったぞ♪

(芦名星と本郷奏多には名前が無かったんですねぇ(汗)あらま^^;)

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