奇跡のシンフォニー シンコさんの映画レビュー(感想)

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奇跡のシンフォニー

劇場公開日 2008年6月21日
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現代のおとぎ話
投稿日:2008年6月17日
シンコさんのレビュー

 
 孤児院を抜け出して母親を探しに行く子の映画「この道は母へとつづく」と、盲学校で音楽の才能を見いだす少年の映画「ミルコのひかり」を、合わせたような話です。

 ある日エヴァンは、両親に会うため施設を出て行きます。
 初めての都会の喧騒、エヴァンの天性の耳は、そこにも音楽を聴き取ります。

 エヴァンは紛れもない神童でした。
 知らない人間が見たら落書きにしか見えない、現代音楽のような楽譜をノートに書きなぐり、狂想曲(ラブソディー)を作曲します。

 沢山の人に曲を聞いてもらえば、きっと両親に伝わる。
 そしてラストのコンサートシーンに、物語は紡がれていくのです。

 主役のフレディ・ハイモアが、目に見えない音楽の世界を、子供とは思えないような豊かな表情で表現しています。
 親を求めるエヴァンの心、我が子を思うライラの愛情、ライラを追うルイス、それぞれの思いと行動が、互いに誘い合うように絡んでいきます。

 まさに現代のおとぎ話。
 映画全体がひとつの音楽のようでもあり、音と映像が相まって絶妙の情感をかもし出し、目が潤みっぱなしの2時間でした。
 

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