大いなる陰謀のレビュー

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映画レビュー

大いなる陰謀

  • 公開日 2008年4月18日
  • 大いなる陰謀
  • 2.3(全45票)
原題:
Lions for Lambs
監督:
ロバート・レッドフォード
脚本:
マシュー・マイケル・カーナハン
製作総指揮:
トム・クルーズ、ポーラ・ワグナー
製作:
ロバート・レッドフォード、マシュー・マイケル・カーナハン、アンドリュー・ハウプトマン、トレイシー・ファルコ
撮影:
フィリップ・ルースロ
音楽:
マーク・アイシャム
美術:
ヤン・ロールフス
製作国:
2007年アメリカ映画
上映時間:
1時間32分
配給:
20世紀フォックス映画

(C)2007 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.

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投稿日:2008年4月23日
mori2さんのレビュー

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知的
難しい

 ロバート・レッドフォード、メリル・ストリープ、トム・クルーズが共演!おまけにレッドフォード自身が、7年振りにメガホンを握った本作。この豪華なキャスティングにも関わらず、アメリカでは大コケし、日本では公開時期が延びて(ホントなら新春第2弾の予定だった)しまいました。果たして、何がいけなかったのでしょう?
 『これは、民主党のプロパガンダ映画か?』見終わった後、吾輩は思わずツッこんでしまいました。大統領選挙(予備選ですが)真っ只中のタイミングで、こんなん見せられた日にゃあ~誰でもこう思うんじゃないでしょうか?まあ、レッドフォードの“民主党びいき(ウラを反せば“共和党嫌い”)”は有名ですからね。
 3人共演と、冒頭に書きましたが実際に同じシーンで揃って出てくるのは、メリル・ストリープとトム・クルーズだけでして、レッドフォードは2人とはまったく絡んでおりません!映画自体が、ワシントンとアフガニスタン、そしてカリフォルニアの3ヶ所のシーンで構成されておりますから、これは当然と言えば当然なのですが、そのあたりを期待して観に行かれますと肩透かしを喰らいますのでご注意下さい。ただ、メリル・ストリープとトム・クルーズによって繰り広げられる、丁々発止のやりとりは、『見事!』の一言です。この密室での“ディベート(オフィスでの単独取材)・シーン”だけでも、この映画を観る価値は充分にあると思います。メリルは本当に貫禄タップリですし、片やトム君のま~あ、ワルいこと!いや“悪人”という意味ではなく、『自らの野望の為なら、手段は選ばず』ってのが滲み出てて、コレはコレで“怪演”だったと思います(薄っぺらい役なんですけどね!(^^;)。

 で、何でコケちゃったんでしょう?やっぱり少々難しすぎるのでしょうか??この映画、最終的に『だから、どうなの?』というところを、最後までキチンと描いていません。それは『観客が自問し、熟考し、感じることを、主義の押し付けではなく強く迫るヒューマン・ドラマ。あなたならどうする?どう感じる?とね』とレッドフォードがコメントしていることからも、その狙い通りに作られたのだと思います。そういう意味では、この映画自体は失敗しているわけではないのですが、『そこまで極端な問題の投げ掛け(“無関心でいることの愚かさ”“何かのために立ち上がることの大切さ”)を映画館でされてもな~』ってのが、正直なところではないでしょうか?少なくとも吾輩的にはそうです。このキャスティングと邦題から、もっとスカッとした映画を想像していただけに、その辺は少々しんどかったです。

 でも言い換えれば、この映画は軽いエンタテインメントではなく、人間ドラマとしては出色の出来だと思います。そうなってくるとこれは“トム・クルーズが出てる映画”というイメージ戦略の失敗なんですかね~(^^;。

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投稿日:2008年4月21日
blueheavenさんのレビュー

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悲しい
知的
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投稿日:2008年4月19日
jedik2さんのレビュー

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知的
難しい

ロバートレッドフォードが出ているので期待して観たが・・・えっここで終わリというところで終わってしまった。レッドフォードが若い人に伝えたい事を映画にしたという感じかな。

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投稿日:2008年4月18日
ジョルジュ・トーニオさんのレビュー

印象Pickup

<ストーリー>
ジャーナリストのジャニーンは、かつて自身が記事で賞賛した共和党上院議員、アーヴィングに独占インタビューを許される。彼はテロ戦争の状況を打開するための、新しい戦略について話し始める。

大学教授のマレーは最近出席率の低い、ゼミの学生トッドを呼び出す。成績優秀な彼に、教授は同じように成績優秀だったが、志願兵となった二人の学生の話をする。

アフガニスタンでの新戦略に参加することになった、マレーの教え子、アーネストとアリアン。ヘリで目的地へと向かうが、伝えられてた情報とは違い・・・

<個人的戯言>
政治家、ジャーナリスト、教授、学生、兵士という、それぞれの視点から見た、「為すべきこと」の意味。それぞれの思惑の中で、物事は動き出してしまいます。しかしこの関係性が、ざっくりした背景等は示されていて、表面的には理解出来ても、心理面での繋がりを明確には見つけられませんでした。それぞれの背景に関して、時間的にも説明する時間が足りなかった気がします。

それぞれの立場により、その思惑には様々なものを抱えているものの、「事」に立ち向かおうとしている姿勢は共通する部分でもあります。

・テロ戦争への逆風の中、今新しい戦略に打って出て、更にジャーナリストにリークする政治家
・かつて持ち上げてしまった政治家の独占インタビューを許されるも、自分の考えと立場に揺れるジャーナリスト
・かつて自身もベトナム戦争を経験し、行動を起こすように学生に説いたものの、戦地に向かう学生が出てきて戸惑う教授
・人種的境遇と若い純粋な思いゆえ、志願兵となることにした二人の学生
・かつては論戦にも参加していたが、今は無気力になっている現役の学生

しかしそれぞれの行動は、一連の流れの中で「為すべきこと」に繋がるのか。流れは観ればわかりますが、そこまで辿り着く「思い」は、5つの立場の細かい背景まで描かれてはいませんでした。特によくわからないのは、志願した学生の思い。確かに人種的境遇は志願する上で大きな意味を持っていたでしょうが、志願を決める前に行われたゼミでの研究発表は、若さゆえと許せる範囲ではない稚拙さが目立ち、本当にそんな考えで志願してしまうのか疑ってしまいます。

それぞれの背景の深いところでの繋がりが明確になれば、よりその関係性の深さを感じることが出来たでしょうが、時間的に厳しかったのも事実です。ちょっとテーマが広範囲になり過ぎたかも。現役の学生と教授の論戦が、最も大きなテーマを炙り出し、最もスリリングだったのですが、それを中心に据えるのは、

・映画の内容的にも(それで映画は作れない・・・)、
・「大人の事情」的にも(メリル・ストリープとトム・クルーズを脇には持ってこれませんものね・・・)

無理ですし・・・全体像を描くのが難しいテーマでした。

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