大いなる陰謀 blueheavenさんの映画レビュー

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ヴェロニカ・マーズ

映画レビュー

大いなる陰謀

  • 公開日 2008年4月18日
  • 2.3(全45票)
原題:
Lions for Lambs
監督:
ロバート・レッドフォード
脚本:
マシュー・マイケル・カーナハン
製作総指揮:
トム・クルーズ、ポーラ・ワグナー
製作:
ロバート・レッドフォード、マシュー・マイケル・カーナハン、アンドリュー・ハウプトマン、トレイシー・ファルコ
撮影:
フィリップ・ルースロ
音楽:
マーク・アイシャム
美術:
ヤン・ロールフス
製作国:
2007年アメリカ映画
上映時間:
1時間32分
配給:
20世紀フォックス映画

(C)2007 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.

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大いなる陰謀
投稿日:2008年4月21日
blueheavenさんのレビュー

印象Pickup
悲しい
知的
ネタバレ

レッドフォード先生に叱られるなまくら学生と同化している自分が怖い。
「くだらない政治家に興味はない。個人の楽しい生活を目指してどこが悪い」「先生、まさか入隊を勧めているんじゃないでしょうね。」こういう言葉は、まさに自分の本音。先生の鼓舞激励によってもなかなか動かされそうもなくずっしりと居座った安定志向、困難回避、他者への無関心・・・この映画が目指すところは、思いのほか遠い地点にある。

9.11の現地アメリカでさえ、レッドフォードが危機感を持って呼びかけるほど無関心が進行している。ましてや、テロはよその事、と考えている日本人にとっては、それこそ時々映画で見る、スクリーンの向こうの世界。映画の出来について、つっこむことはできるが、それ以前にこの映画の突きつけたものの大きさだけは意識しないといけない、と思った。

こんな大きなテーマを、ディベートの形で映画化するなんて、前代未聞。たとえば、「12人の怒れる男たち」も、ディベート・ドラマといえるだろうが、あれは、一人の被告が無実かどうか、に焦点を絞って、陪審員それぞれの人生を投影していく、という、単純明快さがあった。こちらは、戦争を含む社会と個人の関わりかた、というとてつもなく大きなテーマでのディベート。これで映画をつくろうなんて殆ど蛮勇だよ。でも、それをあそこまでまとめ上げた監督や脚本家は偉い!尊敬に値しますよ。そして素晴らしい演技力で、現実味にあふれる作品にした俳優陣も。

特にいつもと違うトムは見ごたえがあった。優しくて、ずるくて、しれっと本音を口にする、虚実が薄紙1枚の表・裏をいったりきたりする人物。善人のふりをする悪人という単純なものではない、奥行きのある演技が良かった。

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大いなる陰謀

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