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ブレードランナーが好きな方にお聞きしますどのバージョンが好きですか?①劇場初公開版②ビデオ完全版③ディレクターズカット版④ファイナルカット版以上の四つの内から、お選び下さい。因みに自分は、やはり初見で観たバージョンの方が思い入れがあるので「劇場初公開版」が好きですね。デッカードのモノローグが完全に擦り込んでるので後年ディレクターズ版を観た時は妙な違和感がありました。てな感じで理由も記載して頂ければ幸いです。宜しくお願いしますm(__)m
質問日時: 2009/01/16 22:33:50
解決日時: 2009/01/23 22:24:30
自分は②の「完全版」がベストです。「DC版」は劇場で観ましたがピンときませんでした。始めに断言しますが、「デッカード=レプリカント説」は相当無理があります。どんなにリドリー・スコットがインタビューで色々言おうが、映画は観客が観た瞬間から観客のものです。「後付け」的な要素の補足は物語の解釈に混乱を招くし、不整合を生みます。ですから「DC」以降は自分にとっては「無かったこと」「観なかったこと」になっていますWとにかく傑作ですよ。ハリソン・フォードのハードボイルド的なモノローグ。シド・ミードのポストモダンなビジュアルデザインの数々。空撮映像にヴァンゲリスの音楽がかぶる高揚感と違和感が混在した不思議なエンディング。カッコイイ!洒落てる!そしてルトガー・ハウアー演じるレプリカントが哀しい!!!「父と子(=人間とレプリカント)」という宗教的なテーマまで込められています。(多分ね・・・)LDで初めて観た時はまだ映画自体に免疫がなかったので、それはもう衝撃的でした。ここからちょっと個人的ですが、この「ラストシークエンス」について考察します。よくこの空撮映像の表層的な印象で「完全版」はハッピーエンド、という意見を聞くのですがどうかなと思います。例えば同じ原作のディックの著作『追憶売ります』は、夢と現実世界の境界がテーマの作品です。ざっくり言えば「人が夢から覚めた現実世界もまた夢の中かもしない」という人が信じる「記憶」の曖昧さ・人という存在の「儚さ」が描かれています。その映画版である『トータルリコール』は極めてディックらしい終幕でした。シュワ演じる主人公が作られた「記憶」から脱して現実世界でヒーローの如く悪人を倒し、自分を取り戻して(ついでに美女もゲットして)、ハッピーエンドかと思いきや、最後はホワイトフェードアウト。正しく「白昼夢」とうわけです。全ては「組織」によって操作されていた可能性もあるという・・・。(まああくまでも個人的な解釈です)これと同じことが『ブレードランナー』にも言えるわけです。そもそも酸性雨が終始降り注いでいる筈の世界に、あんなに解り易い大自然が広がっているなんておかしいですよね。とにかく長文になってしまいますのでここいらにしておきますが(というかすでに長文ですね。スミマセン)、これだけ書いてどれが好きとか優れているとかも実は「曖昧」だったりするのですが(笑)、「ブレラン好き」がガチで語れば、この知恵袋のキャパでは足りないことだけは確かですW
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