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「麻薬」と「酒」。
「フランク・ルーカス」と「アル・カポネ」。
「リッチー・ロバーツ」と「エリオット・ネス」。
対象は違えど、「アメリカンギャングスター」は「アンタッチャブル」に比肩する作品だと、観終えた後に感じた。
アンタッチャブルが、エリオット・ネス率いるチームを主眼に置いた構成に比べると、あくまで本作は主役のフランクとリッチーに焦点を絞っている。
これを善しとするかは判断の分かれるところだけれど、お互いの人物像を深く掘り下げることが出来たので僕は好意的に受け止めてます。
フランクのファミリーの描写が豊富なのに比べ、麻薬捜査班側のチームメンバーの人物像は貧弱であることが否めないものの(あくまでリッチーを掘り下げる)、それを入れると上映時間がとんでもないことになってしまいそう・・・観たかったけれど。
デレクターズカットであるかもしれないかな!?
展開に関しては、静かな立ち上がり。リドリー・スコット監督らしくない(笑)大人な演出で今後のストーリーはどうなっていくんだ?という予感たっぷり。ダメな人はここで脱落かな・・・。
リッチーとフランクの初対面のシーンはアンタッチャブルで言うと「狙いは?」「完璧です」の乳母車シーン並みに興奮しました。
顔で、台詞無くして、お互いを語るシーンはこの二人だからこそ出来たのでしょう。

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「事実は小説よりも奇なり」などと耳にするが、思いが
導く事実にはこれが当てはまるものだろうか?アメリカ
ン・ギャングスター:American Gangsterというタイ
トルに、当初は血なまぐさいマフィアの抗争を描いたス
トーリーかと想像した。劇中に登場するファミリーはイ
タリア系だの黒人系だのと、過去のギャング映画(特に
ゴッド・ファーザーあたり)からあぶり出されたかのよ
うな面々。それはいつしか物語の単なる過程でしかない
ことに気がつく。この映画、実はとても大切な定義をい
くつも隠し味として持っている。リドリー・スコット:
Sir Ridley Scottという巨匠は、アクションやリアリ
ティを描くことよりも、いつしか人々が見失いがちな定
義に意味を見出している監督なのだろう。名作「ブレー
ドランナー」でのSFの姿を借りた別物な感覚を、何とも
言い難い本質を、再び垣間見た気がする。
2人の主人公の物語が、後半まで一切交錯することなく
進行する。2人のシーンは入れ替わり立ち替わりの連続
だが、特殊な仕掛けはなく、混同するようなことはない。
ごく自然に彼らの動向は明示されているから安心である。
一人はハーレムを拠点とした黒人マフィアの成り上がり。
デンゼル・ワシントン:Denzel Washington 扮する質
素で信望の厚い人柄が、時として非道さも放つ。頂点に
立つ者の魅力が凝縮されている。常識をも覆す特化型ビ
ジネスプランを考案し、その実現の為には自らもリスク
を冒して邁進するあたりが高得点。70年代に頭角を現す
アジア(電化製品、ディスカウントストアの台頭、そし
てベトナム戦争の行方からヒントを得る)の市場に目を
向け、すかさず行動に移る。自分の思いに従った時、そ
こが毒蛇のいるジャングルだろうが何だろうが、突き進
んでしまうのだ。人間を突き動かすもの、それは本当に
「思い」なのだな・・・と感嘆させられる。そして家族
や周辺の人々への愛情や、個人としての自信、行動力、
どこをどう取っても完璧である。ただし彼は白昼堂々と
人を撃つ悪人ではある・・・
一方、ラッセル・クロウ:Russel Crowe扮する刑事。
家族崩壊、女癖、とにかくトラブルを抱えた現代人だ。
法廷の控室でも担当女弁護士とヤッテしまう奴・・・節
操無いキャラだ。うだつの上がらない少々短気な男だが、
彼の中にも「思い」が人一倍強く窺える。周りがどうあ
れ、他人が何を言おうとも、汚染されないものを一つだ
け隠し持つ。それは常に正直であり続けること。汚職の
誘惑には絶対屈服しない。偽善を許さぬ心ゆえに理解さ
れにくく、周りとの衝突が絶えないという環境下、そこ
からの脱出を人知れず考え実行していく地道さ・・・節
操は無いが、実は生真面目な彼の魅力に親近感を抱ける。
暗黒の世界で頂点を目指した麻薬王、正義感だけを武器
に追求する刑事、この図式が決してフィクションではな
く実話だというのが興味深い。激しいアクションはほと
んど無くストーリーは長めだが、飽きることがなかった。
2人の「思い」が時間の経過とともに発展していく描写
や、70年代という設定へのこだわり、小道具の扱い(コ
ーヒーカップ、クリップボード、写真などがさりげなく
も印象的)には、是非注目してほしい。後半になり、お
互いが初めて顔を合わせる場面から、話は更なる方向へ
進行する。善と悪でありつつも、この2人には共通項が
あり、お互いがそれを認識しあう。
周りから白い目で見られようが
煙たがられようが貫くことの意義は忘れない。
絶対に振れたりしない。
人間の最終奥義、それは「貫く」ことだ!
「事実は小説より奇なり」とは、忘れ去られた基本に忠
実な者が「思い」を実現させてしまい、その事実に驚く
世間の様子に過ぎないのかもしれない。

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実話という事で見たのですが
人を簡単に殺せてしまうというのが悲しい気持ちになりました。
血を見るのが好きではない方にはオススメ出来ないかもしれません><

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二人がにこにこ笑いながら協力するシーン入らない気がするのと、裏読みすればイタリアンマフィアと深いつながあるものと黒人が勝者として君臨しようとしていることへの反感。正義ではない力が及んだのではないかという疑いがぬぐえないことの恐ろしさ。
グッドフェローズのようなすっきりしてない怖さ。
とてもパワーのある映画です。協会の外のシーンもすごくかっこいい。
ラッセルクロウ、体重変化させすぎて太っちゃったなーとは思いましたが。
また音楽がいい。
グッドフェローズもそうだけど、マーケットの大きいアメリカ映画は予算もあることでかっこいい音楽ですね。

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デンゼル・ワシントン×ラッセル・クロウ、これだけでも十分
ですが、監督がリドリーということで素晴らしい作品ではないかと。
まあ、ヒートという映画が良く引き合いに出されますが、それに負けないくらい面白いですよ。
良い俳優が揃っちゃうと、ストーリーが・・・という作品も多いですが、この作品はそんなことはありません。
まあ、辛口を言うなら、デンゼル・ワシントンはやっぱり悪役は・・
という感じもありますね。。。
ラッセル×リドリーのグラディエーターも超お勧めです。
まあ、最近上映している映画を薦めるならこれしかないですね。。

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痛快な終盤まで,見事な演出力で画面に釘付け。
さすがリドリー・スコット!
混沌に揉まれずに,
自分の力で人生を拓いていく
古い体質に変革をもたらす存在として似た者同士の,
内心に,沸々と渦巻くエネルギーを抱えた男を,
デンゼル・ワシントンと,ラッセル・クロウが,
主張しすぎない演技で,かっこよく魅力的に体現。
素晴らしかった反面,
その二人以外の人物は,
顔と名前が覚えにくく目立たなかった・・・。
もっと脇も際立たせて,
ドラマを彩ってほしかったな。

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今回のリドリー監督はドキュメンタリー・モード。
ドラマ的な部分を極力廃してる。
それだけに作品の出来は主演ふたりにかかってくるわけだが、
まったく心配なし。
まばたきや、まつ毛の動きまで駆使するデンゼルは凄いのひと言。
犯罪者を警察が追い詰めていく作品だが、変化球気味で面白い。
原作は映画の後に読んだほうが良いかも。
主演ふたりが「対面」するところがカギになるが、
ふたりの演技で時間すら忘れそう。
ギャング映画、ハーレムが舞台、なのにとても知的で美しい。
楽しいや面白いとかより、ひたすら濃厚な映画空間がある。
こんな映画を観ることができて、とても幸せな時が過ごせた。