パッセンジャー(2005)

劇場公開日:

解説

東京郊外とモントリオールを舞台に、現代に生きる孤独な人々を描く新世代フィルム・ノワール。主演は伊勢谷友介(「ハチミツとクローバー」)、新人の金子久美、加瀬亮(「硫黄島からの手紙」)。監督は写真家としてヴォーグ誌などで活躍していたフランソワ・ロトゲール。

2005年製作/88分/フランス・カナダ・日本合作
原題:The Passenger
配給:トルネード・フィルム
劇場公開日:2006年10月7日

ストーリー

コウジ(伊勢谷友介)とヒロコ(金子久美)は幼馴染だ。幼い頃、身寄りのなかったコウジは、ヒロコの母に拾われ、共に暮らしてきたのだった。そして今では二人は深く愛し合う仲になっていた。それを知ったヒロコの父・三道(夏木陽介)は激怒し、この先二人が会うことを禁じた。3年が過ぎ、ある日ヒロコからコウジに電話がかかってきた。極道である三道が起こしたトラブルを解決すれば二人の仲を認めてもらえることになったのだ。その任務とは、三道に任された多額の金を盗んだタネールというカナダ人を探し出すことだった。タネールを探しにカナダへと旅立つコウジ。その地で彼は、様々な人々と出会いながら、タネールを追い詰めていく。そして、ついに目的のタネールを見つけたコウジは、彼を殺してしまう。一方、ヒロコは、タネールが盗んだはずの金を実は父・三道が隠し持っていたことを知る。そしてヤクザのアキラ(加瀬亮)にその事実を突き止められてしまう。アキラは咄嗟に、ヒロコを殺せばその金は自分のものになると判断し、ヒロコに拳銃を向けた……。何も知らないコウジは、任務を果たして再びもとの生活に戻ってくるのだった。

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