劇場公開日 2006年4月8日

「監督の演出・描写力に拍手」君とボクの虹色の世界 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0監督の演出・描写力に拍手

2013年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

幸せ

総合:75点
ストーリー: 70
キャスト: 70
演出: 85
ビジュアル: 70
音楽: 65

 特別大きな事件は起きず、殆どのことが誰でも経験するような日常の事柄を中心に物語は流れる。多くの人が登場し、それぞれが日常生活をおくる。一連の物語性がはっきりと示されるわけでなく、派手なアクションもない。有名な俳優が出るわけでもないし、出演者が特別美形なわけでもない。
 だがそのような日常の小さなこと一つ一つに対して、人は様々な感情を持ち様々な反応を示す。コミュニケーションや思いの齟齬があり、だからこそちょっとしたことで苦しんだり悩んだりする。

 ハリウッドお得意の人をひきつけるために派手な活劇や事件を導入するのではなく、このような小さなことに意味を持たせるというのは才能である。そのようなことをきっちりと描写出来る監督のミランダ・ジュライの才能がしっかりと現れている。派手なアクションなしでしっかりとした映画を作るという意味では、少しタイプは違うがウッディ・アレンに共通する部分がある。今後の彼女の成長が楽しみ。

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Cape God