悪魔の植物人間

悪魔の植物人間

解説

現代科学の進歩をベースに、人間と植物を合成した怪奇な植物人間を創り上げるというホラー映画。製作総指揮はJ・ロナルド・ゲッティ、ロバート・D・ウェインバッハ、監督はカメラマン出身で「あの胸にもういちど」のジャック・カーディフ、脚本はロバート・D・ウェインバッハとエドワード・マン、撮影はポール・ビーソンが各々担当。出演はドナルド・プレザンス、トム・ベイカー、スコット・アントニー、ブラッド・ハリス、ジュリー・エーゲ、ジル・ハワースなど。

1973年製作/アメリカ
原題:The Mutations

ストーリー

ノルター教授(ドナルド・プレザンス)は、科学が人と植物をへだてているのもを取り去り新しい生命体を創造することが出来るという信念にとり憑かれていた。その教授の信念は、彼の講義を受けている4人の学生トニー(スコット・アントニー)、ローレン(ジル・ハワース)、ブリジェット、ヘディ(ジュリー・エーゲ)などの興味をひいた。またヘディの恋人でアメリカの科学者ブライアン(ブラッド・ハリス)も、ノルターの学説に興味を示した。そのノルターには、リンチ(トム・ベイカー)という助手がいた。リンチは先天的な腺病におかされていて、その容貌は醜怪だった。彼は教授の助手の他にも、こびとのバーンズと共にカーニバルで見せ物小屋を経営していた。リンチは、ノルター教授の実験が成功すれば自分の醜い姿もなおると思い、そのため教授の実験に必要な人間を探してくることを進んでひきうけた。彼らの最初の餌食にされたのは女子学生のブリジェットだった。だが教授の手術は失敗し、もの凄い怪物が生まれた。彼女の変異体は“チベットのトカゲ女”としてリンチの見せ物小屋にで見せ物にされてしまった。次にトニーが狙われたがこの実験も失敗し、彼は“ビーナスのハエ取り草”という怪物にされた。トニーは実験室から逃げ出し、ローレンのところへ行った。ローレンは意外な事実に仰天し、ヘディに電話した。そのヘディもメモを残したままリンチに捕えられてしまった。彼女のメモを発見したのは、ブライアンだった。彼は教授の屋敷に潜入したが、リンチに捕えられ殺されそうになったところを見せ物小屋の奇形人間たちに救われ、リンチは逆に彼らに殺されてしまう。この頃、教授はヘディに最後の実験を試みようとしていた。だがその場に怪物と化したトニーが飛び込んできてあたかも“ハエ取り草”そのままに教授を捲き込んでしまう。実験室から出火し、トニーは教授をはき出したが、教授は既に血肉を吸い取られミイラのようになっていた。火災はふたりを呑み込み、やっとたどり着いたブライアンがヘディを救い出した。

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映画レビュー

3.0B級ホラー

2023年6月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

B級ホラーです。

イタリア映画かと思ったらイギリス映画でした。

『フリークス』とか『死霊のしたたり』とか思い出しました。

けっこう胸クソ悪いです(笑)

まあ、ホラーですから(笑)

テンポよく退屈せず、けっこう、まあまあ、面白いけど、胸クソ悪い(笑)

3.5か3で迷ったけど、胸クソ悪さで減点し3で(笑)

B級ホラーが好きなら楽しめるかと(笑)

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RAIN DOG

4.5うぉぉぉぉ、おっもしれぇぇぇ!

2021年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

なんじゃ、こりゃ!めちゃくちゃ面白い。
シネマートさんの企画。チープな雰囲気満載のチラシを見て鑑賞候補から外していましたが、
某レビュアーさんのオススメもあり鑑賞です。
いやー、オススメに従って後悔なしっ。ですっ!

オープニングからなんとまぁ、禍々しい。
そりゃ、昔、理科の時間に見た記憶はありますよ、こーいうの、視聴覚室で。
けど、気持ち悪い。植物気持ち悪りぃ!ってなった僕は、きっと、もう監督の術中。

本作、シネマートさんの犯罪者企画のうちの一本なんですが、犯罪者にスポットライトが当たるというよりも、作品全体から伝わる異形の悲哀。異形、異種を作ろうとする犯罪者に、異形ゆえの重荷を背負った人々の対比が素晴らしいです。

本作製作時はこの異形の方々を好奇の目で捉えていただけかもしれませんが、時代は流れ見る側の感覚も変わりました。異形だから・・・・異質だから・・・・って本質を見極めない線引きは卒業しています。

本作観ながら頭に流れたのは、グレイテスト・ショーマン。
だから、お話のまとめかたを観ると多分作者はリベンジ色を出しているのでしょうが、僕の脳内では♪this is me(笑)が大音響で流れてました。

まさに、俺たちはお前たちのような獣じゃない、人間なんだ!私なんだ!と。高らかに歌い上げているように見えました。・・・あくまで僕の脳内では・・・の話です。

確かにチープさは拭えません。冷静に見たら、おーい!とつっこみたくなる荒唐無稽の描写ですよ。あれもこれも。でも、僕はオープニングで心を鷲に掴まれてますから、ゆるぎません。
なるほど、、、それはロジカルなアプローチ、、、ありうる!と。

あぁ、博士の手にかかった連中はさしづめ、改造されつつもショッカーに立ち向かった本郷猛。
ショッカーに立ち向かう姿は涙を禁じ得ない!のです!

しかし、しかし。。。そしてラスト、あぁぁぁぁぁぁなラスト。
願います、心から願います。どなたか、続編を作ってください。
または、リメイクをしてください。頼みます。

この物語、すげーぞ!面白い!

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バリカタ

3.5「グレイテスト・ショーマン」のダンスと歌がない奴

2021年2月13日
iPhoneアプリから投稿

まー、表題は言い過ぎだけど
昭和の日本にも“見せ物小屋”はあった訳なので
日本公開の昭和50年も
”フリークスムービー”
ではなく
“たまーに見る見せ物か小屋を題材”
というホラーだったのかなーとか思いながら観ました。

この時代ならではの
ルール無視な面白さがたまらん作品でした。
今観ても面白いもんだなー。

邦題も秀逸ですよね。
”THE FREAKMAKER”
が、悪魔の植物人間ですからね!
昭和洋画臭ぷんぷん😆

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