ワンダーランド(2003)

劇場公開日:

解説

映画「ブギーナイツ」のモデルである実在のポルノスター、ジョン・ホームズが関わった迷宮入りの殺人事件を映画化。ホームズ役には「ドアーズ」のヴァル・キルマー。共演にケイト・ボスワースとリサ・クドロー。監督は新鋭ジェームズ・コックス。映画化に当たり、ホームズの妻シャロンと恋人だったドーンをアドバイザーに迎えている。

2003年製作/106分/アメリカ・カナダ合作
原題:Wonderland
配給:東北新社
劇場公開日:2005年5月28日

ストーリー

1981年夏、ロサンゼルス・ハリウッド。ロス市警はワンダーランド通りからの通報を受けとる。現場で警官が見たのは、4人の惨殺された遺体と、危篤状態にある1人の女性の姿だった。最初は麻薬絡みの通り一遍の事件に見えたが、絶大な"恥名度"を誇るポルノ王ジョン・C・"ジョニー・ワッド"・ホームズ(ヴァル・キルマー)と大物ギャングのエディー・ナッシュ(エリック・ボゴシアン)が関与していると分かると、一転してロサンゼルスの暗黒面を浮き彫りにする大事件へと発展する。事件からさかのぼる事、数日前、ドーン(ケイト・ボスワース)はハリウッドの街の片隅で子犬を抱えながら震えていた。恋人のポルノスター、ジョン・ホームズに置き去りにされて2日目。そこを通りかかった宗教家の婦人の家に匿われ、シャワーを浴び、朦朧としたままの頭で、ジョンに電話をかける。報せを聞いたジョンは自慢のアメ車でその家に駆けつけ、泣きじゃくるドーンをなだめ、奥の洗面室に連れて行く。荒々しい男の出現に慌てる婦人の姿は、ジョンの眼には入っていなかった。その眼の中には、愛しくてたまらないドーンしか映っていない。2人は半開きのドアなど気にすることもなく狭い洗面台で激しく、お互いの体を求め合った。ドラッグの入ったスーツケースと脱ぎ捨てた下着を抱えて、ジョンとドーンはその家を飛び出した。たどり着いたモーテルでまたも置き去りにされてしまうドーン。「手に入れたお宝を金に換えてくる」と言い残してジョンは出ていてしまったのだ。明くる朝、戻ってきたジョンは目の焦点が定まらず、顔にはキズがある。心配するドーンをよそに震える手でビールを開け、「事故があったんだ…玉突き事故が…」と、うわ言のように繰り返すばかり。TVではワンダーランド通りのある家で起きた惨殺事件のニュースが流れていた。ジョンは、そのニュースから逃げるようにして、ベッドの中にもぐりこんだ。もう一人、別の場所で同じニュースを見て驚愕する男デヴィッド・リンド(ディラン・マクダーモット)は、自分が起こした過ちに気付き、やり場の無い怒りと恐怖に襲われていた。リンドは数日前、ハリウッドのギャング仲間と共に、ジョンの手引きである大金持ちの男の家を襲撃し、金目のものを根こそぎ盗んだあげく、その男に銃をくわえさせるという屈辱を与えていたのだった……。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5"ポルノスター"

2020年9月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

誰の証言が真実なのか分からない中、それぞれの回想シーンが中心に描かれ、真面目に観る気がウセる。

お決まりのようにエンディングでその後を説明するテロップが流れるが、劇中暴かれない真実をグダグダ描くなら、最後の人生も映像で観たかった。

80年代に入ってもヒッピーみたいな時代遅れなスタイル、監督の描きたい音楽の使い方が微妙で、ジョーン・ジェットの「Bad Reputatiol」は時代的に合っているけれど、The Stoogesの「Search And Destroy」やパティ・スミスの「gloria」を使う場面との違和感、監督はPUNKが好きなのか?

P・T・アンダーソンが「ブギーナイツ」の流れで、撮ったら面白かった?かも。

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万年 東一

3.0ブギー ワンダーランド

2019年1月21日
PCから投稿

使われている楽曲が全部良かったが暗い映画だった。
ハリウッドのワンダーランド通りで起きた未解決事件のお話。食いちがう証言に真相は藪の中。

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collectible
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