劇場公開日 1983年4月11日

「“ただのアクション映画”ではない深み」少林寺三十六房 尚さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0“ただのアクション映画”ではない深み

2014年8月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

極悪非道な振る舞いの前では、学問は何の役にも立たないことを痛感した主人公が、拳法の道を志し、修行を重ね、親や友人たちの仇をとる。悪人を倒す正義の描写よりも修行の過程の方に重点が置かれていて、主人公が心身共に強くたくましく成長していく様が大切に描かれていると感じた。
途中、これが何の役に立つのか…と首を傾げたくなるような修行もあったが、終盤にはそれらの技を使ったアクションシーンもあり、厳しい修行の成果が見えて納得。
ワイヤーアクションやCGに頼らない生身の人間同士から繰り出される技の数々は見とれてしまうほど美しく、キレの良い立ち回りは爽快である。

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尚