マーダー・ライド・ショー

劇場公開日:

解説

「マトリックス」や「ミッション:インポッシブル」のサントラを手がけ、オジー・オズボーンなど数々のミュージック・ビデオ監督もこなすヘヴィ・ロック界の大御所ロブ・ゾンビの監督デビュー作。出演に、「SPIDER BABY」(未・64)のシド・ヘイグを始め、「悪魔のいけにえ2」(86)のチョップトップ役が強烈な印象を残すビル・モーズリイ、「ファイブ・イージー・ピーセス」(70)でオスカーにノミネートされたカレン・ブラックなど。

2002年製作/89分/アメリカ
原題:House of 1000 Corpses
配給:アートポート
劇場公開日:2004年8月14日

ストーリー

貧乏ライターのジェリー(クリス・ハードウィック)とビル(レイン・ウィルソン)、それぞれの彼女デニース(エリン・ダニエルズ)とメリー(ジェニファー・ジョスティン)の4人は、アメリカの片田舎を車でさまよっていた。街道沿いのうらぶれた見世物小屋、秘宝館の類を取材して、一冊の本に仕上げようというのだ。ガス欠で立ち往生しかけた彼らの前に現れたのは、ガソリンスタンド兼ミュージアム「キャプテン・スポールディングのバケモノ博物館」だ。奇怪なピエロの扮装をした主人キャプテン・スポールディング(シド・ヘイグ)が経営するその店は、まさにジェリーたちが求めていた秘宝館そのもの。おまけに、奥には歴史上の殺人鬼たちをフィーチャーした「マーダー・ライド」があるというではないか。一も二もなくライドに飛び乗る若者たち。エド・ゲイン、アルバート・フィッシュといった有名殺人鬼が機械仕掛けのロウ人形で飛び出してくる「マーダー・ライド」は傑作だった。だが、ジェリーには疑問が残った。ライドの最後に出てきた“ドクター・サタン”なる殺人者は一体何ものなのか? スポールディングの説明によれば、クエール博士、通称“ドクター・サタン”は、地元の精神病院に勤める腕のいい外科医だったという。だが、彼は病院で人知れず精神病患者を改造し、超人類を創造しようとしていた。忌まわしい数々の実験が明るみに出て、“ドクター・サタン”は絞首刑に処せられた。ただ、処刑の翌日、彼がぶら下がっていた木からはしたいが忽然と消えていたという…。この“ドクター・サタン”の伝説に興味をひかれたジェリーたち一行は、キャプテン・スポールディングの警告も聞かず、絞首刑の木を目指して車を走らせる。と、折りしも降り始めた雨の中、1人のヒッチハイカーに出会う。男2人は、この金髪美女ヒッチハイカーを嬉々として車に乗せるが、彼女の様子はどこかおかしかった。と、そのとき、タイヤがパンクした! 物陰から何者かにライフルで撃たれたのだ。しかし、豪雨の中立ち往生したジェリーたちは、そのことに全く気が付かない。「タイヤがパンクしたんなら、お兄ちゃんに頼んで交換してあげる。とりあえずうちへいらっしゃいよ。」スペアのタイヤを積んでこなかった一行が、ヒッチハイカー美女の提案に反対する理由はなかった。一行は誘われるがままに彼女“ベイビー”(シェリ・ムーン)の自宅へと足を踏み入れる。ところが、不気味な人形やハロウィンのカボチャでかざりたてられたその家は、明らかに何か狂っていた。早く帰りたい、と女の子たちは言い出す。しかし、“ベイビー”によれば、タイヤ修理には数時間かかるという。「それに、うちにはたくさん家族がいるのよ。」ジェリーたちは気づいていなかったが、そこは、呪われた殺人一家が棲む地獄の一丁目。その家には1000の死体が眠るという。今、本当の「マーダー・ライド・ショー」が始まろうとしていた……。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.5映画?なんだそれは。これはショーだ!!

2023年3月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

監督については個人的にホワイトゾンビが好きだったので前から気になっていたが
映画作品はこれが初めて

趣味全開の文字通りジェットコースタームービーはテンポも良く見ていて全く飽きない
ドライブ中の4人男女と共にイカれた家族に引きずり回される90分は最高

趣味が合わなければ苦しい90分間とは思うが
あのDVDジャケットに引かれて観たのならそんな野暮なこと言う人もいないでしょう

散々やりたい展開、演出をやって無茶苦茶だが多少脈絡なくともこれは"show"なのでそんなちっぽけなことは問題にならない

いけすかないヘタレ警官が散々焦らされて結局撃たれるところは「いやころすんかい!」と笑ってしまった

最後まで「いや死なないんかい!!」と逃げ回る女性B、やはりこれは"ライド・ショー"であり乗客は必要だから。

でもいつか必ずエンディングを迎える
それはトンネルを抜けたように明るくジェットコースターの最後を思わせるが
そんな上手くいくわけもなく…

ビジュアルはもちろん、キャラクターが可愛く皆憎めない
特に、やっぱりシェリ・ムーン・ゾンビがキュートでdoog

あと最後に追い詰める殺人鬼!おっちょこちょいだなぁ
ホラーは怖いけど、ホラーショーは楽しいものです

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ezio

2.5西川のりおオバQみたいね

2021年3月27日
iPhoneアプリから投稿

アマプラでチラ見しました。

オーセンティックなホラー映画へのオマージュですかね、これは。イカれた家族は悪魔のいけにえ風でもあり、アダムスファミリー的でもあり、時にコメディ要素もあり、また時にカメラワークは13金の様であったり、そしてグーニーズ的なダンジョン要素も少しあったりで。監督はホワイトゾンビのロブ・ゾンビ。だからなんでしょうかね、見せ方はスタイリッシュと言うかどこかMV風でもある。ストーリーは最初からハチャメチャだし、最後の最後まで訳わからないところが多くあったけど、監督の奥さんがとても可愛いアニメ声の女性でイイ味出してました。スプラッタ的な残忍さとか恐ろしさはボク的には感じられ無かったけど、監督のホラー愛は何となく垣間見れたかな。。続編あるみたいだけど、興が乗ったら見てみよう。だって奥さん巨乳だから。ただそれだけ。

〜劇終〜

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チラ見ヶ丘キネ太郎

3.5厨二病

2020年11月7日
iPhoneアプリから投稿

ロブゾンビの頭ん中は完全に厨二病なんだろうな〜って出来です。
悪魔のいけにえをオマージュしつつ映像から音楽まで好き放題やった感。
70年代風の映像、田舎のガソスタ、ピエロ、古き良きお化け屋敷と自分の好きなホラーエッセンス全開でそれだけでヨダレがでてきます。
今となって見るとグロ要素はあまり感じられないがパパの皮を被って娘にキスは強烈。
警官殺害シーンの音楽には笑ってしまう。
終盤のいかれてるドクターの地下の件はちょっとよくわかりにくくてあの家族との関係性もよくわからないし残念だがオチはなかなかナイスです。
警官にも若者達にもあまり感情移入できないので本当にマーダーライドショーというタイトル通りのショーを見る映画です。
スリーフロムヘルを見てから第一作を見ると感慨深いです。

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まあ映画好

3.0趣味全開!!

2020年11月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

萌える

自分の好きなモノを一本の映画に詰めるだけ詰めマクった、ギリギリ悪趣味に走らないスタイリッシュな映像とPOPな感覚に、残酷シーンも爽快なテンションで描写するミクスチャー的なノリ!??

監督の趣味やセンスの良い方向性を斬新と感じるか、今時と捉えるか、中学の頃に観ていたらドッぷりハマっていそうな気もする。

ここまで好きにヤられたら、観ている側も気持ち良く、ラストまでスッキリと鑑賞。

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