劇場公開日 1950年10月17日

潜行者のレビュー・感想・評価

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4.0斬新、野心的な構成で楽しめる

2018年9月25日
Androidアプリから投稿

突っ込みどころは沢山ありサスペンスとしては、ハッキリ言って一流の作品にはランクできない
しかし、斬新で野心的な構成でそこは評価しなければならない
なにしろ主演のハンフリーボガードが前半映らないのだ
40分もたってやっと姿だけ、1時間経過して主演の大看板たるボガードの顔がようやくスクリーンに映されるのだ
かと言って全く登場しないわけでない
姿を映さずにカメラが一人称の視点で物語が進行して行くという趣向なのだ
これを斬新にして野心的と言わずして、なんと表現すべきか
整形手術で顔を変える
今ではありがちな設定だがそれを活かし切っているかというとそれも疑問
それでも面白く勢いで最後まで観いってしまう
それはなによりヒロインのローレンバコールのクールな美しさだ
主演時23歳、何時までも見つめていたくなる美しさ
知的で、気が強い、しかし、華奢で小柄で肩幅も狭い
男が放っておけない我が物にしたくなる女そのものだ
ハンフリーボガード主演時48歳
彼もバコールをそのように見た
二人は年の差婚で夫婦で主演しているのだ
その空気感もフィルムに焼き付いている

サンフランシスコの街並みが随所に登場し地名も台詞に出て来て楽しい

バコールの美しさとサンフランシスコの街並み
この二つで大いにオマケしてしまう

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あき240