サンダーパンツ!

劇場公開日:

解説

キアヌ・リーヴスがブレイクするきっかけとなった「ビルとテッドの地獄旅行」や、1970年代イギリスカルチャーを背景に風変わりな人々が織りなす人間模様をブラックな笑いで描いた秀作「ハロルド・スミスに何が起こったか?」などのエンタテインメントの才人ピーター・ヒューイット作。主演は「ハリー・ポッター」シリーズでハリーの友人ロン・ウィーズリー役のルパート・グリントと、本作が映画デビューとなるブルース・クック。

2002年製作/87分/イギリス
原題:Thunderpants
配給:ギャガ・コミュニケーションズ Gシネマグループ
劇場公開日:2003年10月11日

ストーリー

ぼくはパトリック・スマッシュ(ブルース・クック)。小学校に通うふつうの…いや、ちょっと太りぎみの生徒だ。実はぼくにはとっても深ぁい悩みがある。それは信じられないほどオナラがたくさん出ること。そのせいでお父さんは家を出ていったし、お母さんはお酒ばかり飲み始めたし、お姉ちゃんは口をきいてくれなくなっちゃった。学校でもつらいことばかり。校長先生にはなじられ、友達にはからかわれ、校庭ではいじめられ…。でもぼくは、たったひとりの強い味方に出会えたんだ。彼はアラン・A・アレン(ルパート・グリント)、同い年なのに天才発明家。でも鼻がきかないから、ぼくのオナラもへっちゃらなんだ。校庭でいじめられる者同士、ってだけじゃないけれど、ぼくたちはとってもウマがあった。ぼくの夢は宇宙飛行士、アランの夢は発明家。ある日アランはぼくのために、おなかのガスが外に出ないようにするための特別な服を作ってくれた。その名は“サンダーパンツ”。これで、人前で突然オナラが出ても心配ないし、どんなに豆を食べても大丈夫なんだ! でもそのころ、ぼくらは誰かに見張られていることに全然気付いていなかった。ところでぼくの胃袋はふたつあって、それが新型エンジンの構造とそっくりなのを発見したアランは大興奮。さっそくぼくのオナラの力で浮き上がるホバークラフト“サンダーパンツ2号”をひっさげて、鳥人間コンテストに出場した。もちろんぼくたちは優勝さ! でも、それからがいけない。ぼくのたったひとりの理解者アランが、黒いスーツの男たちに外国へ連れていかれちゃった!! 一方ぼくは、“世界第二位のオペラ歌手”サー・ジョン・オズグッド(サイモン・キャロウ)に誘われるままに、世界巡業の旅に出た。サーはぼくのオナラの音が、この世で歌われた一番高い音と同じ音程なのに目をつけて、ライバルを出し抜く魂胆なんだ。もちろん、ぼくの目的は友達のアランを探すこと! でも悪だくみは長続きはしない。サーの成功を疑ったライバルがぼくの“仕事”に勘づいた。それからはもう、なんだかよく判らない。知らないうちにぼくは殺人犯として死刑を宣告されちゃったんだぁ!! 目隠しをされ、壁の前に立たされ、銃弾がぼくの身体を…と覚悟した瞬間、ジョンソン・J・ジョンソン(ポール・ジアマッティ)という黒いスーツのFBIのおじさんが現れて、ぼくを飛行場までつれてったのだ。着いたところはUSSC(アメリカ宇宙センター)。そこで出会ったのは、いつもTVで見てたUSSC責任者のシェパード将軍(ネッド・ビーティ)。案内された研究室では…やっぱりアランが笑っていた!! でもぼくらは、再会を喜んでる余裕もなかった。なんだか宇宙では重大な問題が起きてるらしい。それを解決するには、なんとぼくの“才能”が必要みたいなんだ。さあ、いよいよぼくとアランの夢を実現する時がきた!

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.0ロン!

2022年4月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 日本の笑い話にもオナラをしてばかりの人間の物語があった。そこからヒントを得たのかなぁ~などとは思いつつ、イギリスの少年物語はちょっと違っていた。

 友情の物語でもあり、自分の欠点を克服し、自分を取り戻すようなハートウォーミングストーリーとして仕上がっていた。宇宙飛行士たちの危機を救うため云々といった突飛なアイデアもファンタジーの域を超えてしまっている。

 ハリーポッターシリーズのルパート・グリントが演ずる発明家アランがなかなかのキャラクターだ。

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kossy
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