劇場公開日 2003年9月20日

「とてもコアな物語。でもサスペンス感たっぷり。」10億分の1の男 みっどないと・シネマさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5とてもコアな物語。でもサスペンス感たっぷり。

2012年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

飛行機の墜落事故が起こる確率は100万分の1。乗員237名。生存者として助かる確率は2億3、700万分の1。 トマスはその飛行機事故から一人助かった。 そのトマスのもとにフェデリコが現れ、強運を持った者達が集まり、その運を競い奪い合うゲームに誘う。
強運を持ったもの達が集まりその運を競い、その運を奪い合うという不思議なゲームが展開する異色サスペンス。負けた者はその運を抜かれるというストーリーだが、サスペンスたっぷりで面白い。車の事故で同乗していた夫と娘は死んだがひとり助かった女刑事。銀行強盗を成功させ逃げる途中、飛行機事故でひとり助かり病室にいるトマス。彼を見張っていた女刑事サラも車の事故で夫と娘を亡くしていたがひとり助かる強運の持ち主。
神と呼ばれるサミュエルは30年間負け知らずの男。リボルバーに一発だけ弾丸を入れて交互に相手に向かって引き金を引く。究極のゲームに挑めるのは勝ち上がってきた者だけ。死か名誉か、予測不可能な展開でみせるサスペンスドラマ。

みっどないと・シネマ