ハリウッド・ホンコン

解説

取り壊しが決定している香港の下町を舞台に、そこへやってきた上海娘が巻き起こす人間模様を描いた人間ドラマ。監督は、「メイド・イン・ホンコン」のフルーツ・チャン。「小さな中国のお針子」のジョウ・シュンが、キュートでミステリアスなヒロインを演じる。

2001年製作／108分／フランス・香港・日本合作
原題：香港有個荷里活 Hollywood Hong Kong
配給：メディア・スーツ＝博報堂
劇場公開日：2003年7月12日

ストーリー

香港都市部にぽつんと取り残された下町ダイホム・ビレッジは、国の再開発計画のあおりを受け、取り壊される運命にあった。しかし、この町で焼き豚屋を切り盛りする父親と息子二人のチュウ一家の生活は、忙しくも活気に満ちている。そんなある日、一家の前に上海から来た美少女トントン（ジョウ・シュン）が現れる。高層マンションが立ち並ぶいわゆる『ハリウッド地区』に住む彼女には、無垢な笑顔とは裏腹の、危険でなぞめいた一面があった……。