白と黒の恋人たち

劇場公開日:

解説

自身の波瀾に富んだ人生さながらの映画に平穏を見出し、新たなる到達点へと至った、フィリップ・ガレル監督渾身のラブストーリー。愛し合う若き映画監督と駆け出しの女優が、映画撮影の過程でそれぞれ苦悩していく姿を美しいモノクロの映像で描く。2001年ヴェネチア国際映画祭国際批評家連盟賞受賞。

2001年製作/117分/フランス
原題:Sauvage innocence
配給:ギャガ・コミュニケーションズ=ビターズ・エンド
劇場公開日:2002年12月21日

ストーリー

冬のパリ。映画の資金集めで奔走する若き映画作家フランソワは、街角でリュシーと出会い、恋に落ちる。彼女は女優志望の学生だった。新作のヒロインに彼女を抜擢するフランソワ。しかし、やっと漕ぎ着けた映画の資金提供の条件は、“国境を越えてヘロインを運ぶこと”だった。彼は苦悩しながらも条件を受け入れ、アムステルダムで撮影が始まる。一見順調に見えた撮影だったが、フランソワはヘロイン密輸でトラブルに巻き込まれ、リュシーは破滅的なヒロインを演じられず、苦しむのだった。

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