ロスト・ワールド

劇場公開日:

解説

シャーロック・ホームズ探偵物語で有名な英国の文豪アーサー・コナン・ドイル卿原作の同名小説に基づき、マリオン・フェアファックス女史が脚色し、ハリー・ホワイト氏が監督したもので、主役は「スペインの踊子」「ロビン・フッド(1922)」等出演のウォーレス・ビアリー氏、「スカラムーシュ」「心なき女性」等出演のルイス・ストーン氏、「村の鍛冶屋」「人類の破滅」等出演のベシー・ラヴ嬢、「嫉妬の創痕」「嵐の園テス」等出演のロイド・ヒューズ氏等である。劇中前世紀の怪動物ブロントザウルス・ステゴザウルス・トリケラトプス・トラコウドン等の棲息しているシーンはウィリス・オブライエン氏の研究によって完全に画面に活躍させている。映画界始まって以来のノヴェルティーとして米国では大評判になった映画である。

1925年製作/アメリカ
原題:The Lost World
配給:ファースト・ナショナル
劇場公開日:1925年8月5日

ストーリー

ロンドン・ガゼットの記者エドワード・マローンはグラディスという乙女を恋していたが、彼女は彼に何か素晴らしい仕事をしてくれなくては結婚しないと語るので、彼はチャレンジャー教授の探検隊に加わって南アメリカアマゾン川上流の蛮地探検に出発した。一行のうちには彼らの外にポーラ・ホワイトという乙女やジョン・ロクストン卿というポーラを愛している貴族や、甲虫の専門家サムマリー教授等があった。一行は類人猿や前世紀の怪物の棲息している「死滅の谷」を発見しあらゆる困難ののち普通の象の十倍もある怪物ブロントザウルスを連れてロンドンへ帰って来た。教授の説はこれによって証明されたが、ある日ブロントザウルスが檻を破って市中に暴れ出してロンドン市中は鼎の沸くような驚怖の巷と化した。怪物は市民を踏み躙じり、建物を破壊し廻った末ロンドン橋に至って橋と共に河中に落下し、大洋中へ泳ぎ去った。エドワードとポーラとは恋いしあうようになり、グラディスが他の男と結婚したので二人は幸福な生涯にはいる。批評ードラマとサスペンスに沸騰している壮大な映画。その驚くべきアクションと撮影のうちに観るものを掴んでしまう。どこいかなる館でも熱狂的の喝采をなすべき映画。(ニウス誌ローレンス・リード氏)

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映画レビュー

3.0サイレントでも充分楽しめる

2018年6月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

・サイレントの為常にオーケストラが鳴っている、台詞はテロップ
・白黒ではなく赤、青、緑、紫といった単色の画面
・恐竜はミニチュアでストップモーションアニメ、この技術が後の「キングコング」らに繋がる
・恐竜が檻から脱出してロンドンの街が大パニック→ロンドン橋から落ちて海へ帰る

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mimiccu

3.0活弁。

2018年5月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

50回間近らしいけど始めてみました、活弁。弁士に生演奏つき。それはそれで良かった。
特撮は当然のことながら雲泥の差だけれどあんな昔にこれだけの作品が作られてたのは驚き。ストップモーションアニメはすごく滑らかだし恐竜の表情もゆたか。映画は魔法の世界、そのまんまなんだろうなー、と思った。

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peanuts
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