「4.5」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ onakaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.54.5

2016年4月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

観終わった後の達成感と言うか満足感がハンパない。3時間49分と言う長篇で確かに疲れたけれど、退屈はしなかった。ものすごく考えられて作られているので、飽きることなく観られた。
でもやっぱり長かった。。。『シンドラーのリスト』や『ゴッドファーザー Part2』『風と共に去りぬ』とか長い映画は何作か観てるけど今回が過去1番長かったんじゃないかな。
でも長い映画はそれなりの理由があるんだってことを今回知った。

ユダヤ系ギャング達のつかの間の栄光と愛と友情の物語。裏切りや挫折などいろんな事が描かれていて、とても充実した4時間弱だった。
ギャングの半世紀を壮絶に作ったものでとてもおもしろかったのだが、少し難解で飲み込めないところもちょくちょくあった。

最後の笑顔にはいろんな意見があると思う。正解はなく観た人の数だけ正解はあるんだが、ぼくの思ったことはこう。
ネタバレを避けるためざっくりと言うが、ヌードルスがこれでよかったんだと気持ちを紛らせるための笑顔が半分。裏の事情を知った上での気持ちを表したもので、ぼく達観ている人の気持ちを描写した笑顔が半分。
こういう事について語り合いたい。
最後邸の外でヌードルスが見たパーティーかなんかの帰りの若者は一体どう意味なのかさっぱりわからない。

最後に、とてもおもしろかったのだがギャング映画としてゴッド・ファーザーには及ばないと思う。恐らくこれまでもこれからもゴッドファーザーに並ぶギャング映画はないんじゃないかな。

onaka