わが家の問題

劇場公開日:

解説

不正を働いて身を滅ぼしていく郵便局長の姿を通して、官僚主義をユーモラスに批判した、ホーム・コメディ「わが家の問題」シリーズ第1弾。監督はキム・ヨン、脚本はシリーズを通してのリ・ヒィチャン、撮影はリ・ヒィソン、音楽はラ・クッが担当。

1973年製作/北朝鮮
配給:シネカノン
劇場公開日:1992年6月4日

ストーリー

町でも評判の働き者の郵便局長(キム・セヨン)は、より早く家庭に新聞を届けることを生きがいに感じている。ところが、彼の妻キルスン(ハン・ギルミョン)は、人一倍虚栄心の強いわがままな女性で、夫の地位を利用して贅沢のし放題。自分の家に無断で電話を取り付けたり、郵便局の配送車を買い物のためのタクシーがわりに使ったり。そんな妻に手を焼いていた局長も、次第に彼女のペースにはまり込んでしまい、賄賂を受け取って職場の人事を変えたり、コネを利用して妻の友人の配置転換に便宜をはかったりするようになる。エスカレートする一方の不正は、ついに職場の同僚の目にも余るようになり、皆の批判にさらされた局長は、辞職するはめに。やっと事の重大さを悟った局長夫婦だったが、既に遅く、局長は地方に左遷されてしまうのだった。

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