劇場公開日 1934年1月

「「カモ」のお話ではない」我輩はカモである グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「カモ」のお話ではない

2015年12月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

興奮

マルクス兄弟のオモシロ満載、楽しかったです。
おマヌケ独裁者が主人公の破茶滅茶なコメディ、レオ・マッケリー監督、1933年の作品です。
原題は「Duck Soup」。オープニングに4兄弟に見立てた鳥も出るけど…。

笑いの中に独裁者への批判精神を込めたストーリーも、どこまで話が進んだか分からなくなるほどのギャグ連発。公開当時は不評だったそうです、ちょっとわかる気もします。
バラマキ減税のための借金、とってもいい加減な大臣指名、戦争だ増税だと踊り狂う政治家…。いやーな感じを笑いのめし、終盤はヒートアップしてヘラヘラ笑い通しでした。

個性豊かな兄弟の、息の合った演技が断然面白かったです。ニセ鏡のギャグも、かなり長くてトリッキーで楽しかったです。
ディズニーアニメの曲も使われていてビックリしたのですが、同年公開された作品の歌を早速取り入れているんですね。

グッドラック