ワイオミング

劇場公開日:

解説

1830年代のロッキー山脈を舞台に、過酷な自然の中で暮す山男たちの生活とインディアンたちとの戦い、そしてインディアン娘との愛を描く。製作総指揮はリチャード・R・St・ジョーンズ、製作はマーティン・シェイファーとアンドリュー・シェインマン、監督はリチャード・ラング、脚本はフレイザー・クラーク・ヘストン、撮影はマイクル・ユーゴ、音楽はミシェル・ルグラン、編集はエヴァ・ルジーロが各々担当。出演はチャールトン・ヘストン、ブライアン・キース、ヴィクトリア・ラチモ、スティーブン・マクト、ジョン・グローヴァー、セイモア・カッセル、ディビッド・エイクロイドなど。日本語版監修は野中重雄。カラー、ビスタサイズ。1980年作品。

1980年製作/アメリカ
原題:The Moutain Men
配給:コロムビア映画
劇場公開日:1980年11月22日

ストーリー

1836年。ロッキー山脈の自然の中でハンターとして自由に暮しているビル・タイラー(チャールトン・ヘストン)と古くからの仲間、ヘンリー・フラップ(ブライアン・キース)は、ある日、泥棒インディアン、クロウ族の手から美しいインディアン娘ランニング・ムーン(ヴィクトリア・ラチモ)を救った。彼女は、しかしどう猛なブラック・フィート族の酋長ヘビー・イーグル(スティーブン・マクト)の愛人だった。ヘビーの元に戻るのを嫌がる彼女を後にして、2人は、新しい仲間、ネイザン・ウェス(ジョン・グローバー)と共に年1回の集会に出席するために旅に出た。集会地ポポ・アジーでは、数百人のハンター達が集まり、毛皮の売買、酒を飲んでのどんちゃん騒ぎなどが繰り拡げられた。席上、タイラーは、友人メディシン・ウルフ(デイヴィッド・エイクロイド)から魔法使いを紹介され、ウインド・リバー山脈にビーバーが多く棲息する秘密の谷があることを聞く。その谷を探しに行く決心をしたタイラーとフラップは、ランニング・ムーンを伴いウインド・リバーを目指し出発した。数日過ぎるうちに、タイラーは、ランニング・ムーンに恋し始めている自分に気がついた。そんなある日、彼はひとりで罠を仕かけている時、ブラック・フィート族に襲われ、逃げ戻ったキャンプでも、さらに多くの敵たちに囲まれた。そして、タイラーとランニング・ムーンは、なんとか逃げのびるが、フラップは捕えられ頭の皮をはがされてしまう。今や、お互いの愛を強く感じ合っているタイラーとランニング・ムーンは、ウインド・リバーへと急ぐが、またもヘビー・イーグルに掴まり残酷な“死のゲーム”をやらされる。が、タイラーは、再び1人脱出に成功した。ある日、頭皮の一部を失ったフラップと出会ったタイラーは、そこでメディシン・ウルフとも出会う。ウルフから、ランニング・ムーンが無事であることを聞いたタイラーは喜ぶが、とりあえず、ビーバー谷を求めて、フラップ、そして、ラ・ボン(セイモア・カッセル)らと旅立った。しかし、メディシンを尾行していたヘビー・イーグルに突然襲われ、フラップとラ・ボンを失い、タイラーはひとり残されてしまった。ただひとつの心のささえであるランニング・ムーンを助けるべく1人でブラック・フィート族の村に向かったタイラーは、計略をめぐらせ、ランニング・ムーンをまんまと救出するが、目の前にヘビー・イーグルが立ちはだかった。共にナイフをもち決闘する2人。朝日を浴びたイーグルのナイフがタイラーの胸に刺さる寸前、一発の銃声が轟き、ヘビー・イーグルが地面に倒れた。それは、ランニング・ムーンの憎しみをこめた一発だった。彼女とタイラーは、やっと固く抱き合うのだった。(コロムビア映画配給*1時間40分)

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る