ロミオとジュリエット(1954)
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ロミオとジュリエット(1954)

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解説

今までにも数回映画化されたウィリアム・シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』のテクニカラー色彩映画化で、「ヘンリー五世(1945)」「ハムレット(1947)」のテクスト編集をしたアラン・デントの助言を得、イタリアのレナート・カステラーニ(「ささやかな希望」)が脚色・監督に当った。撮影監督は「第三の男」のロバート・クラスカー、音楽は「しのび逢い」のロマン・ヴラドである。出演者は「浮気は巴里で」のローレンス・ハーヴェイ、この作品のために発見された新人スーザン・シェントル、「黒水仙」のフローラ・ロブソン、「クオヴァディス」のノーマン・ウーランド、「バラントレイ卿」のマーヴィン・ジョンズ、「マレー・ゲリラ戦」のビル・トラヴァース、「ジュリアス・シーザー」のジョン・ギールグッドら。ヴェニス国際映画祭でグラン・プリを獲得した。

ストーリー

むかし、イタリアはヴェロナの物語--。モンタギュー家とキャピュレット家はかねてから犬猿の間柄だった。ある夜、モンタギュー家の嗣子ロミオ(ローレンス・ハーヴェイ)は、従兄ベンヴォリオに誘われ、仮面に素姓をかくしてキャピュレット家の舞踏会に行った。ロミオははじめて会ったキャピレット家の息女ジュリエット(スーザン・シェントル)の美しさに烈しく心うたれた。宴はててから、ロミオはひそかに石垣を越えてキャピレット家の庭に忍んだ。見ればジュリエットも思いは同じ、ひとりバルコニーに立ってロミオの名を呟いているのだった。ロミオは意を決して声をかけ、上と下とで夜明けまで愛のことばを交わした。翌朝、二人はロレンス法師の庵で、神の御前に結婚を誓った。その昼下り、庵からの帰り途、ロミオはジュリエットの従兄ティボルトから喧嘩を売られたが、彼もジュリエットの身内と思って決闘を断った。事情を知らぬロミオの友マキューシオは憤慨してティボルトと剣を交えたがあえなく倒された。これを見て、流石のロミオも怒りに燃え、ティボルトを刺して仇を討った。両家の紛争調停にのり出したヴェロナ大公は、ロミオに対してマンチュアへ即刻追放の断を下した。その夜、悲嘆にくれるジュリエットをひそかに訪れたロミオは、悲しい別離を控えてきぬぎぬの一夜をすごした。一方何も知らぬキャピュレット公はジュリエットと名門の息パリスとの縁談をきめてしまった。困ったジュリエットはロレンス法師を訪れた。法師は、四十二時間だけ仮死する秘薬を与えて結婚式の前夜に飲むよう教え、ロミオに手紙を出して仮死のまま葬られるジュリエットを救出させる手筈をきめた。ジュリエットの仮死は、華やかなるべき結婚式を忽ち葬いの席に代えた。ジュリエットの死を聞いたロミオは、ロレンス法師の手紙がつく前に馬を駆ってヴェロナに戻り、墓所を守るパリスを倒してから、ジュリエットの傍で自らの胸を刺した。間もなく仮死からさめたジュリエットは、こと切れたロミオを傍らに見出し、彼の短剣でおのが命を断った。二人の悲痛な死によって両家の不和はようやく解かれた。...

作品データ

原題 Romeo and Juliet
製作年 1954年
製作国 イギリス
配給 BCFC=NCC
上映時間 138分

提供:株式会社キネマ旬報社

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