ロジャー・ラビット

劇場公開日:

解説

アニメーションの登場人物の住む町・トゥーンタウンを守るため立ち上がった町の人気キャラクター・ロジャーと人間である探偵エディの活躍を、実写とアニメーションの合成で描いてゆく。エグゼクティヴ・プロデューサーはスティーヴン・スピルバーグとキャスリーン・ケネディ、製作はロバート・ワッツとフランク・マーシャル、監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のロバート・ゼメキス、アニメーション監督はリチャード・ウィリアムス、ゲーリー・K・ウルフの原作を基にジェフリー・プライスとピーター・シーマンが脚本、撮影はディーン・カンディ、音楽はアラン・シルヴェストリが担当。出演はボブ・ホスキンス、クリストファー・ロイド、声の出演はチャールズ・フライシャー、キャスリーン・ターナーほか。

1988年製作/104分/アメリカ
原題:Who Framed Roger Rabbit
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1988年12月3日

ストーリー

時は1947年のハリウッド。ロサンゼルスの東部のどこかにアニメーションの登場人物の住む町トゥーンタウンがあった。この町の人気者ロジャー(声=チャールズ・フライシャー)はある仕事に失敗し、ぼんやりして仕事に身の入らない状態になってきた。心配した社長のマルーン(アラン・ティルヴァーン)は、探偵のエディ・ヴァリアント(ボブ・ホスキンス)を雇い、ロジャーの妻で官能釣なジェシカ(声=キャスリーン・ターナー/エイミー・アーヴィング)を尾行させる。彼はインク・アンド・ペイント・クラブに行き、ジェシカと彼女の愛人だという噂のマーヴィン・アクメ(スタッビー・ケイ)の2人の信用をおとすような写真を撮る。ところがそのマーヴィンが何者かによって殺されてしまい、ロジャーが第1容疑者にされてしまう。ロジャーはエディに助けを求め、事のなりゆきから彼もロジャーをかくまわざるを得なくなり、エディの恋人ドロレス(ジョアンナ・キャシディ)も彼に力を貸すが、ドゥーム判事(クリストファー・ロイド)の悪意の追求は甘くなかった。トゥーンを殺すためのテレピン油と薬品を混ぜた液体を武器に確実に迫ってきていた。逃げる2人も事件がもっと複雑になっていることに気づき、ついに彼らの陰謀に巻き込まれトゥーンタウンを守るための人質になってしまうのだった…。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第61回 アカデミー賞(1989年)

受賞

編集賞 アーサー・シュミット
視覚効果賞  
音響効果編集賞  

ノミネート

撮影賞 ディーン・カンディ
美術賞  
音響賞  

第46回 ゴールデングローブ賞(1989年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ボブ・ホスキンス
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写真:Album/アフロ

映画レビュー

4.0アニメ世界と共存

2024年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

人間社会とアニメ社会がなんの違和感もなく、共存している世界の話で、もちろんCG前の作品。
アニメの人気者ロジャーに元気がなく、製作者は探偵(ボブ・ホスキンス)を使って調べさせる。
妻が浮気をしているのかも、と悩んでいるようだが、お相手とされた男が殺され・・・。
デジタル化以前だと思うが、今の特撮の第一歩かもしれない。

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いやよセブン

5.0アニメ・キャラクター版オールスター・ムービー‼️

2023年7月8日
スマートフォンから投稿

笑える

楽しい

興奮

今では当たり前になりましたけど、実写のキャラとアニメのキャラが初めてパーフェクトに共演した作品‼️ディズニーランドのトゥーンタウンの原型となったのは間違いなくこの作品だと思うし、それだけではなくハードボイルドミステリーとしてももの凄く良く出来てると思います‼️アニメのキャラクターが本物のピストルを撃ち、彼らにつままれた人間の頬が本物の人間につままれたように変形するなど、翌年の1989年に公開された「アビス」でCGが初めて導入されたことを考えると、この作品の革新的な映像技術は驚異的です‼️そして劇中に登場する小道具‼️歳取ったおじいちゃん弾丸が発射されるトゥーンピストル、バネじかけの強烈なパンチが飛び出すパンチハンマー、どこに貼っても黒い抜け穴を作り出すホールなど、もうホントにアニメーションならではの楽しさに満ち溢れてますよね‼️前作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」今作「ロジャー・ラビット」次作「バック・トゥ・ザ・フューチャーPart2 」「Part3」と続くロバート・ゼメキス監督もこの時期が絶頂期だったと思います‼️そしてディズニー作品なのでディズニーキャラはもちろん、ワーナー・ブラザーズのバックス・バニー、パラマウント映画のベティ・ブープなどメジャー各社のアニメキャラクターたちのまさかの勢揃いは、昨今の映画界事情を考えるとまさに画期的だったのです‼️

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共感した! 4件)
活動写真愛好家

4.5アニメ×実写というオリジナリティを活かしたストーリーに感服

2022年7月8日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 0件)
といぼ:レビューが長い人

4.5映像技術だけでも楽しめます

2022年3月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

笑える

楽しい

難しい

ディズニープラスで久々に鑑賞。

実写と2Dアニメーションの融合は1988年とは思えないクオリティとなっており、今見ても技術力の凄さを感じました。また、この作品にはディズニーだけでなく、ワーナーなどの他社キャラクターも沢山登場しており、ミッキーとバックスバニーが共演しているだけでも感動しました。

ストーリーは全体的に大人な内容となっており、推理やサスペンス要素が多くて子供には理解しにくい内容になっているように感じました。しかし、笑えるシーンも多く、エディとロジャーはウサギとおじさんというかなり変わった組み合わせとなっており、彼らのやり取りには飽きることなく笑うことが出来ました。また、ジェシカもセクシーで美しく、彼女のダイナマイトボディーを眺めているだけでも見惚れてしまいました。

内容があまり理解できなくでも、映像技術だけでも楽しめる内容となっているので、少し変わった映画を見てみたいという方にもおすすめな作品となっています。

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Ken@
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