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劇場公開日:

解説

未来への脱出口を求めて不満を爆発させ、ついには大人社会へ衝撃的な反乱を起こす子供たちを描く。製作はジョージ・リットー、監督は「Mr.ビリオン」のジョナサン・カプラン、脚本はチャーリー・ハス、ティム・ハンター、撮影はアンディ・ディヴィス、音楽はソル・カプランが各々担当。出演はマイケル・クレイマー、マット・ディロン、パメラ・ルドウィヒ、ヴィンセント・スチュワート、トム・ファーガス、タイガー・トムプソン、ハリー・ノーサップ、アンディ・ロマノ、エレン・ギールなど。

1978年製作/アメリカ
原題:Over the Edge
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1979年7月7日

ストーリー

1978年、サンフランシスコの新興都市ニューグラナダ。ある日曜日の午後、フリーウェイにかかる陸橋から、下を通りかかったハイウェイパトロールの車窓をB・Bライフルで打ち破ったものがいた。犯人は地元の中学生マーク(ヴィンセント・スチュワート)らだ。彼らは逃げる途中、たまたま、そこに居合わせた14歳の少年カール(マイケル・クレイマー)とリッチー(マット・ディロン)と衝突してしまい、カールとリッチーの2人が、同地区担当の巡査部長ドーバーマン(ハリー・ノーサップ)に連行されてしまった。陸橋から逃げた者たちの名前を聞き出そうとするドーバーマンに、友達の密告を働くようなことはできないとリッチーは断固として答えなかった。カールの父フレッド(アンディ・ロマノ)は地位も財産もある申し分のない生活を送っており、息子が不良たちと付き合っていることを嘆いていた。そのころ、ニューグラナダの町にテキサスの億万長者が工場を建てるためにやってくることになり、それを知ったカールは妙な胸騒ぎを感じた。翌日ニューグラナダ中学校では特別ミーティングが開かれ、校長が昨日のフリーウェイでの事件を持ち出し、生徒達を注意した。その晩、友達とのドンチャン騒ぎを終えて、1人帰宅する途中、カールは、警察に自分たちのことをカールに密告されたと思っていたマークらに襲われた。血だらけで家に帰ると、丁度、住宅協会長が来ていて、不良少年がたむろする町のリクリエーションセンターを閉鎖するなど、不良たちをテキサスからの客の目から離すための事を相談していた。しかし、当日、テキサスからの客は、カールの仕掛けた爆竹のいたずらでカンカンに怒り、工場建設の話も白紙に戻ってしまった。カールにはコーリー(パメラ・ルドウィヒ)という大好きな女の子がいて、彼にとって唯一の心のよりどころだった。ある日、裏切った仲間の1人を制裁にかけた件で、カールとリッチーは再びドーバーマンに追われることになり、激しいカー・チェイスの末、車の外に出たリッチーがドーバーマンの銃で撃ち殺されてしまう。翌日、中学校では、リッチーの死亡事件に関するPTAが開かれ、その講堂の外に、カールを先頭にして大人達への怒りに燃えた子供たちが集まってきた。そして、子供たちの怒りがピークに達し、狂気じみた破壊工作を展開するが、やがてカールが、その主謀者として逮捕され、少年刑務所へ送られるのだった。

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映画レビュー

3.5弔い合戦

2020年2月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

マット・ディロンのロン毛でピッチピチな初々しい姿から、"ダラス"や"ラスティ・ジェームズ"に繋がる不良少年を演じたデビュー作。

新しい土地に新しい町を、完成しない家が並びボーリング場や映画館も無い、唯一の娯楽場は児童館的な溜まり場のみな子供たち。

大人からの制圧、一つの事件をキッカケに十代の鬱憤が爆発したかの如く暴動を起こす実話を交えたショッキングでもある内容を軽く?描いたティーンムービー。

何気に皆、楽しく過ごしている感はあるが少しでも汚い素振りを見せる大人には拒絶反応がピークに達し。

十代の若者たちは、大人や教師、そして警察が大っ嫌いなのは定番で、真っ当から零れ落ちた子供が同時期公開の「ウォリアーズ」みたいな徒党を組み。

主人公の父親が子供に理解を示す演説は良かったが、結局は何も出来ずに、、、見守るノミ。

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万年 東一

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