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解説

ビクトリア時代を舞台に、自由な魂を求めて成長してゆく奔放な女性の姿を描く。エグゼキュティヴ・プロデューサーはウィリアム・J・クィグレーとダン・アイルランド。D・H・ローレンスの同名小説を基に、製作・監督・脚本は「サロメ」のケン・ラッセル、共同脚本はヴィヴィアン・ラッセル、撮影はビリー・ウィリアムス・音楽はカール・デイヴィスが担当。出演はサミデイヴィスほか。

ストーリー

ビクトリア時代、イギリスの山中で育ったアーシュラ(サミ・デイヴィス)は、平凡で規範的な将来を送ってほしいと願う父ウィル(クリストファー・ゲイブル)や母アンナ(グレンダ・ジャクソン)の思惑とは裏腹に、自由奔放な少女だった。彼女に性の開放を説く女教師ウィニフレッド(アマンダ・ドノホー)に性の手ほどきをされ、すっかり魅了されるアーシュラであったが、彼女が叔父の炭鉱成金ヘンリー(デイヴィッド・ヘミングス)と結婚し、次第に平凡な女になってゆくのに失望を感じていた。そんな彼女の前に現われたのはボーア戦争に参加していた軍人のアントン(ポール・マクガン)。彼に処女を奪われたアーシュラは、いつしかアントンに恋し始めていた。同じ頃、両親の意に反して教師になった彼女は、次第にさまざまな矛盾に悩まされ始め、社会の恐ろしさを感じるようになる。やがて厳格な態度で生徒に臨むアーシュラは、しばしば周囲を驚かすようなこともあった。月日は流れ、2年の教員生活を終えたアーシュラは、戦争から戻ってきたアントンと情熱的な愛の生活を過ごし始める。しかし自分自身の人生を生きたいと思っているアーシュラにとって、甘い日々は長くは続かない。やがて精神的不安定になる彼女に追いうちをかけるように、アントンから他の女性と結婚したという電報が届き、ショックのあまり倒れてしまう。しかしそんな彼女を見守る父のやさしさに触れた時、アーシュラは家を出る決心をする。それは自由奔放な女としての人生を選んだ輝きの旅立ちであった。...

作品データ

原題 The Rainbow
製作年 1989年
製作国 イギリス
配給 ベストロン映画

提供:株式会社キネマ旬報社

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