ラブリー・オールドメン

劇場公開日:

解説

幼い頃からいがみ合っているガンコな2人の老人の愛惜を、ユーモアとペーソス豊かに描いた一編。ジャック・レモンとウォルター・マッソーが「バディ・バディ」(V)以来13年ぶりにコンビを組んだことでも話題となった。監督は「微笑みがえし」のドナルド・ペトリー。脚本は本作がデビューのマーク・スティーヴン・ジョンソン。製作は「フォートレス」のジョン・デイヴィスとリチヤード・C・バーマン、エグゼクティヴ・プロデューサーは「フォーリング・ダウン」のダン・コルスラッド。撮影は「ランブリング・ローズ」のジョニー・E・ジェンセン、音楽は「ボディガード(1992)」のアラン・シルヴェストリ。主演は「晩秋」のジャック・レモンと「わんぱくデニス」のウォルター・マッソー。共演は『ニュージーズ』のアン・マーグレット、「透明人間(1992)」のダリル・ハンナほか。

1994年製作/アメリカ
原題:Grumpy Old Men
配給:ワーナー・ブラザース
劇場公開日:1994年4月9日

ストーリー

一年の大半が雪に閉ざされるミネソタ州の美しい町ワバシヤに住むジョン・グスタフソン(ジャック・レモン)とマックス・ゴールドマン(ウォルター・マッソー)は隣人同士。2人は幼い頃から現在まで、56年にわたっていがみ合っている。毎朝、毒舌の応酬であいさつを交わし、一緒にアイス・フィッシングに出かけても、決まって相手の釣った魚をこき下ろしたり、腐った魚を相手の車に投げ込む始末だった。ジョンの娘メラニー(ダリル・ハンナ)やマツクスの息子ジェイコブ(ケヴィン・ポラック)も父親同士の反目の原因を知らない。だが、妻に先立たれ、退職して老後の寂しさが身に染みる彼らにとって、憎み合うことが人生最大の楽しみとなっていた。そんなある日、美しい大学教師のアリエル(アン・マーグレット)が、彼らの向かいの家に引っ越してきた。彼女は、2人の気むずかしい老人たちの新たな生きがいとなる。2人は彼女の愛を勝ち得ようと先を競い、対立はますます激しさを増していく。だがジョンが発作で倒れた時、マックスは必死になって病院へ担ぎ込んだ。アリエルは回復したジョンと再婚し、マックスは憎まれ口を叩きながらも祝福するのだった。

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