ラ・スクムーン

劇場公開日:

ラ・スクムーン

解説

1961年に「勝負(かた)をつけろ」のタイトルで映画化されたジョゼ・ジョバンニの小説「ひとり狼」を、再びジャン=ポール・ベルモンドを主演に迎えて原作者ジョバンニ自らのメガホンで再映画化。

1934年、マルセイユ。暗黒街のボスであるヴィラノヴァは、組織内で台頭してきたグザヴィエに殺人の濡れ衣を着せて警察に逮捕させる。グザヴィエの妹ジョルジアは、グザヴィエの兄弟分ロベルトに助けを求める。ロベルトは暗黒街で「ラ・スクムーン(死神)」と呼ばれる伝説のギャングだった。ロベルトはヴィラノヴァを殺してマルセイユを仕切ることになるが、やがてアメリカ人ギャングとの銃撃戦の末に負傷して逮捕され、刑務所でグザヴィエと再会を果たす。

「勝負をつけろ」ではアメリカ人ギャングを演じたミシェル・コンスタンタンが、本作ではグザヴィエ役で出演。2022年、ベルモンド主演作をリマスター版で上映する「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選3」(22年9月2日~、東京・新宿武蔵野館ほか)で49年ぶりに劇場公開。

1972年製作/106分/G/フランス・イタリア合作
原題:La scoumoune
配給:エデン
劇場公開日:2022年9月2日

その他の公開日:1973年6月16日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

1.0ベルモンド・トマトケチャップ

2022年9月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
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梨剥く侍

3.0ベルモンド版「男たちの挽歌」

2022年9月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

ベルモンドはじめ、女性、男性のファッション楽しめました。

世話になった恩人であり友人との結びつきがメインでベルモンドの映画では珍しいテーマだと思った。二丁拳銃で撃ちまくるなど「男たちの挽歌」を彷彿とさせた。場面変換が急で話がブツブツ切れる箇所が多いのが残念でした。フランスの刑務所がどんな感じかベルモンド映画で詳しくなった気がする!ちゃんと脱獄してくれたらもっと良かったです。

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talisman

3.0ベルモンドの暗黒街年代記

2021年12月21日
iPhoneアプリから投稿

ベルモンドが寡黙な暗黒街の男を演じるストレートなフィルムノワールで、罠にはめられ投獄された友を助けようとする男の友情にグッときます。原作、監督がノワール作家のジョゼ・ジョバンニなんで、戦前から戦後にかけての裏社会に生きる者の哀愁がよく出ています。とは言え、あまり説明もなくブツ切りのシーンが多いので人間関係やお話の背景が分かりにくく、全体的に古色蒼然としているのが残念です。役者では、ベルモンドのコミカルさを排したふてぶてしいキャラがいい味です。友人役のミシェル・コンスタンタンも、迫力のあるマスクでインパクト大でした。

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シネマディクト

3.0一旦、悪の道に入ったら抜けられないという虚しい世界

2021年8月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy
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