劇場公開日 1952年5月22日

欲望という名の電車のレビュー・感想・評価

全25件中、1~20件目を表示

3.0戯曲の映画化作品はあまり好きではないのかも。。

2024年3月3日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

地主の娘という出自だが、没落して身を売り生きてきた姉ブランチをビビアン・リーが熱演してアカデミー賞主演女優賞を獲得した作品です。姉とは対照的に、労働者階級の世界でもまぁまぁ生きていける妹、粗暴な妹の夫スタンリーらを中心として人間模様です。戯曲の映画化だからでしょうか、なんか芝居が大袈裟に感じたり、セリフが冗長に感じたりして作品に没入することができませんでした。
人間の見栄、価値観、などの本質黄な部分を描こうとしている作品だと思うので、70歳になったころにもう一度鑑賞してみて、現在の感想との違いを楽しんでみたいと思います。

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ねりまっくま

4.0舞台そのもの

2024年2月16日
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ブロードウェイの映像化で且つ舞台俳優がそのまま映画にも出演しているので
演出も演技も舞台そのものです。

入魂の大熱演とみるか、大げさなクサイ演技とみるかはその人次第でしょう。
但し、リー先輩の鬼気迫る演技はサンセット大通りのスワンソン先輩と双璧です。

厳しい物語をカザン先生は哀感を排除し非情な映像に徹したようです。

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越後屋

4.5映画終活シリーズ

2024年1月13日
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鑑賞方法:VOD

1952年作品
アカデミー賞4部門獲得

演技部門で、最優秀主演女優、最優秀助演男優賞、助演女優賞獲得と演技がみんな素晴らしい
「風と共に去りぬ 」で、20代前半で可憐で美しいビビアン・リーが40代手前でこんな演技派になっていたとは知らなかった

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あきちゃん

3.0良き時代VS欲望むき出し?

2023年11月12日
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鑑賞方法:VOD

知的

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parsifal3745

0.5正に『女はつらいよ』なのだ

2023年10月11日
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マサシ

3.0しゃべりすぎ

2023年6月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

上品な姉(V.リー)と庶民的な妹(K.ハンター)。実家を手放すことになり妹夫婦の家に住み、色々と違いが出てくる。ワイルドなM.ブランドはそれにしても怒りっぽい。

シャワーでの「ずぶ濡れ顔」はウケた

 日本で言えば高級住宅地で育った「お嬢さん育ち」の姉と、ガテン系の下町で生活している妹が、環境の違いから生じる価値観のズレ、と思えた前半。。。

 個人的には姉さんは良く言えばデリケートなんだけど、あれこれ話し過ぎて職場に一人は居るウザいタイプ。話しかけてるのか独り言なのか扱いに困る(苦笑) まぁ心に傷を負っているので仕方ない役ではあるのですが、娼婦は難しいですね。自分に嘘は付けませんから...だから支離滅裂だったり神経過敏だったり、隠す為よく話すキャラだったのかと思います。当らず触らず接するのが常かもしれませんが、人間には本能ってものがありますから「何か変だ」と感じたんでしょう。仕方ない事情だったか…賛否が分かれるでしょう。

 105分辺りの自分を擁護する力説ぶりは相当なものでした。

「女の魅力なんて半分は誤魔化しでしょ。でも大事な時は正直に話すわ」→ なるほどね

 私自身、最初の方の上品なキャラはどちらかといえば好印象だったので、だまされたことになる(苦笑)

 まぁ今の時代にもある人間模様だと思うので、面白みのある話ではありませんが、M.ブランドが昭和のヤンキーぽい雰囲気を出しており、それを洋画で味わったのが新鮮でした。

「ディレクターズカット」の方は元々お気に入りの方が主にレビューしてると思うので、最初に観たこちらでレビューしました。

 余談ですが、私が観たDVDは後半(場面としてはプロポーズした後)から画質がクッキリ綺麗でした。

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はむちん2

3.0ひどい話だ

2022年10月22日
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誰もハッピーにならない話

テネシーウィリアムズは自らをブランチ・デュボアに例えたそうである。
それなら、少し気持ちはわかるかも知れない。

欲望から墓場、そして極楽へと向かう彼女の気持ちは
おそらく解放を望む感覚に近いと思う。
全てからの解放。

映画版だと、ミッチが異常に気持ち悪く感じた。

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JYARI

3.5演技派俳優揃いの演劇映画の密度とヴィヴィアン・リーの美醜演技の凄み

2022年6月18日
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鑑賞方法:映画館
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Gustav

4.0【”虚栄心”に乗っ取られた女性の哀しき行く末を描く。主演のヴィヴィアン・リーが演じたブランチと彼女自身が、重なって見えてしまった作品である。】

2022年1月13日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

ー ヴィヴィアン・リー主演の、「風と共に去りぬ」を劇場で観たのは、得体の知れぬコロナ禍が、一気に広まり、総ての映画館が休業したあと、徐々に過去の名作を上映し始めた時に鑑賞した。
  ヴィヴィアン・リーの逞しき、困難を乗り越える姿が圧倒的な名作であった。
  調べると、あの稀有な女優さんは当時、20代半ばと言う若さであった。
  で、今作。
  ヴィヴィアン・リー演じるブランチは、過去の虚栄心に捕らわれたまま、妹ステラの所に身一つでやって来る。
  だが、ステラと夫スタンリー(マーロン・ブランド)が住む家は、小さなアパート。
  それでも、ブランチは過去の栄華が忘れられずに、無垢なる虚栄心を振りまき、スタンリーを苛つかせる・・。-

◆感想

 ・マーロン・ブランドが見せる熱演は圧巻である。
 更に、ヴィヴィアン・リー演じるブランチの不安定な精神が崩壊していく様の悲痛さと狂気は見る側を哀しき思いで、引き込まずにいられない。

 ・家族も家屋敷も失った未亡人・ブランチは、家を出た妹・ステラの元へ身を寄せる。だがステラの夫・スタンリーは彼女に反感を抱き、ブランチもまた彼を嫌うようになる。
 やがてブランチは、スタンリーに暗い過去を暴露され、精神的に追い込まれていく…。

 ・ヴィヴィアン・リーが、今作に出演した年齢は30代後半である。年代的な意味合いもあるのであろうが、美しさに衰えは余りない。
 だが、劇中では彼女の容色の衰えを厳しく指摘するスタンリーの言葉が、荒々しく描かれる。

<何とも、遣る瀬無い映画ではあるが、見応えは十分である。
 人間の”虚栄心”とは何であるか。
 それに翻弄されたブランチの姿が、哀しい。
 それにしても、当時の人間の寿命を含め、女優が花咲く時期の短さにも、嘆息してしまう映画でもある。>

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NOBU

4.0とても面白かった。

2021年12月27日
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悲しい

怖い

興奮

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まゆう

4.0マーロン・ブランドはカッコ良いが、ビビアン・リーが悲しすぎる

2021年6月17日
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鑑賞方法:VOD

汗をかいたTシャツ姿で登場の若きマーロン・ブランドには、かなり圧倒された。少しカッコつけすぎとも思ったが、それでも元不良少年ぽいカッコ良さが滴り落ちる感が有った。

ビビアン・リーにはどうしても誇り高く美しく、そして強かった風とともに去りぬのスカーレット・オハラが重なってしまう。それだけに、彼女演ずるヒロインの顚落の悲惨さに居た堪れず、悲しくなってしまう。最後、彼女は精神崩壊してしまう訳だが、彼女自身にとっては苦しみからの救済ということなのか?!

名作エデンの東のエリア・カザン監督が、この映画で何を描きたかったかは、今ひとつ自分には判然としなかった。上流階級のビビアン・リーはどうして下層階級マーロン・ブランドにここまで凌辱されなきゃいけないのか?富豪の娘が夫と死別し、教師だったのが娼婦の様に生きることは、そんなに悪なのか?ヒロイン像が、溝口健二の西鶴一代女と重なって驚いてしまったが、こちらの方にはマグダラのマリア的への様な讃美的色あいが皆無なのは、何故なのか?

最後、義姉の精神を壊したのに、マーロン・ブランドは罪の意識も持たず、相変わらず博打に明け暮れている様であった。人間の原罪というか、変わらない悪、信仰無き罪深さを彼が体現している?!それとも、良くも悪くもこれが象徴的アメリカ人で、アメリカ社会そのものといっているのか?

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Kazu Ann

3.0ビビアンリーの凄いのはわかるんだけど映画としては魅せられなかった。

2021年4月6日
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ビビアンリーの凄いのはわかるんだけど映画としては魅せられなかった。

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collectible

3.5まぁ、、古いからなぁ、、

2021年3月15日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

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yolanda

5.0暑いニューオーリンズ

2020年7月11日
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人気タレントのドラマでのキレた演技が話題になっている。
狂気すぎるとか天才とか完全に壊れたなどの絶賛があがっていた。
去年奪い愛というドラマでも別の女優の怪演が持ち上げられていた。
Abemaは「狂気」に味を占めたようだ。
そういう品評を見ると、いちおうドラマの演技を確認したりする。
で、本気なんだろうか。とは思う。

ドラマはクオリティが低いが、適当な声を拾ったエンタメニュースがかぶさる。作るひとと見るひとに一体感がある。適当な作品と適当な意見。世界が不可解なものに変わる。
禍とはいえ平和である。世のなかシステムに乗っかることだって才能だが、システムに乗っかっただけでない国産コンテンツがもはや探しにくい。

タレントはたんに依頼されてドラマのしごとをこなしているだけだし、ぜんぶ笑うところなのかもしれないし、時事ネタをまじにとらえた意見は、たいていみっともない。
だが、ふと「狂気の演技」なら、シャイニングのニコルソンと比較してもだいじょうぶなんだろうか。とか、考えてしまう。

コレクターが、じぶんよりすごいコレクターを発見することがある。些末なじぶんのコレクションを不甲斐なくおもう。
日本人だらけの日本で多様性をやしなうのは世界のエンタメだと思う。そこでは、もしかしたら眼帯をしたアナウンサーの演技よりすごい狂気の演技を発見できるかもしれない。ばあいによっては日本のコンテンツが不甲斐なく思えてしまうかもしれない。

おりしも人種差別の描写をめぐって風と共に去りぬのオンデマンド配信が揉めていた。
ヴィヴィアンリーはスカーレットを演じた全盛期から、低迷を経て復活を果たした女優だった。それがこの映画である。ブランチは彼女の二つ目の代名詞になった。

ブランチは今様にいうなればスイーツである。スイーツもすでに古いけれど、自己顕示欲と気まぐれをもった、年甲斐もなくモラトリアムな女性である。
そして「ああ、こういうひといるよな」の感じは、時代を超越している。

その普遍の人物像に、ふと狂気のようなものが宿る。モノクロの陰影のせいか、スカーレットオハラの面影か、リーストラスバーグのメゾットか何か分からないが、狂的なものが、なんとなく見えてくる。

つまり狂気とは「はいこれが狂気の演技です」と喧伝するようなものじゃない。で、牽強付会とは知りつつブランチを挙げて、述べてみた。

庶民が享受するエンターテインメント、娯楽の俎上には、新古にくわえ、品質や程度のことなるものがごちゃ混ぜにならんでいる。移り変わる時代と風物のなかで、眼帯したアナウンサーが需要をになうこともある。なんの問題もない。ただ観衆=受け手が、比較しえるリテラシーを持っていないとき、世界はまるで文明がないかのように不可解だ。

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津次郎

4.0ミソジニーという名の壁

2020年6月20日
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ipxqi

0.5観ない方が良かった

2019年9月10日
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見聞

5.0未完成ゆえに名作

2019年2月21日
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もしも 倫理観や道徳観に縛られていなければ、作品そのものは完成していたのではないでしょうか。

しかし、それを抜きにしてしまったなら、この映画は名作と言われなかったと思います。

つまり、この映画においてこの関係は 完全にトレードオフ。

暗喩やぼかしが入っていく事で、物語そのものが難解になるのであれば、入れない方が分かりやすくはなります。
それと引き換えに 品位 が落ちることは間違いないでしょう。

幸い 俳優陣の演技が本当に素晴らしいので、暗喩であっても キャラクターの心情や場面の状態で、なんとなく意味を掴むことは難しくはないと思います。
多少の難解さは、演技がその部分を補完してくれています。

ブランチのように真意が見え隠れする映画です。

私としては 完璧性よりも品位をとってくれた、当時の映画社会と観客に乾杯。
そこに甘えることができました。

しかし、この映画をどう楽しむか という部分については、 視聴者の感性や哲学に求められる部分があるので、勉強が楽しい と思えるようなスタンスで観ないと ハードルを感じてしまうかもしれません。

私はそういう見方が好きですから、かえって シンプルに楽しむべき映画を観るのは もしかして無粋な鑑賞をしているのではないかと不安になります。
ですから、こういう映画の方が楽だし 助かります。

タイトルがタイトルなので、明るい作風を求めて観る方はいらっしゃらないと思いますが。

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鯖

5.0正気と狂気の間とは?

2018年9月29日
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テネシー・ウィリアムズだから、楽しい話ではないが 俳優達の演技バトルが観れる
英国演劇界代表のヴィヴィアン・リーと ブロードウェイ初演三人組、そしてその他の脇の人達も凄い面構え、と迫力!
(こちらも、ブロードウェイ組か? 個人的には、二階のオバサンが好き)

ヴィヴィアンは当初、英国演劇界臭が漂い、 ブロードウェイ組の ド迫力との違和感を感じたが、話が進むにつれ、程よくブレンドされ、最後はリーとブランドの「闘い」のような、様相になって来る
ブランドのスタンレーは 素晴らしく、粗暴で動物的直観に優れた、性的魅力で むせかえる様な男になっている

ヴィヴィアンとブランドは 意外に仲が良かったらしい
彼女はブランチの様に 気取る人ではなかったし、「美貌」「知性」「名声」「オリビエ」等、何もかも 所有していた

何故、躁鬱になってしまったのだろうか
そして 何故、我々は彼女とブランチを重ねて しまうのだろう
ジョージ・キューカー監督は ヴィヴィアンの二重人格的魅力について述べていたが…

運命は 彼女に様々な贈物をしているが、大変な代償を払わせてもいる
ブランチは壊れてしまったが、躁鬱や肺結核を煩いながらも 彼女はもちこたえ、自死しなくてよかったと、つくづく思う

ヴィヴィアンの躁鬱の一因は、その気質もあるが 英国演劇界の神(オリビエ)との結婚が原因ではないかと 思う
神は 野太く、無神経なのだ

そして、アメリカ演劇界の神とも言える、ブランドとの共演、ブランチという難役を終えての、彼女と彼女の人生の疲弊を考えると胸が詰まる
(これは、栄光のはずなのに…)

その運動神経が、能力を破壊してしまった選手を見たことが ある
ヴィヴィアン・リーという女優も そういうタイプかもしれない
自らの美貌と病気治療を躊躇なく、かなぐり捨てて 役に挑んで行ったところが 凄い
そして その結果、自分に訪れるであろう 悲劇を、自覚しているようなところも怖い
ブランチは自己欺瞞で 崩壊していったが、彼女は上昇志向と挑戦で 疲弊していった
恵まれ過ぎていたため、保身という考えが無かったのだろう

しかし彼女は、この映画で、我々に ありとあらゆるものを見せてくれている
そして この作品が 一連のテネシー・ウィリアムズ物の中でも、特筆すべきものになったのは 彼女の力である

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jarinkochie

3.5How old are you? ビビアン・リー38歳

2018年8月6日
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アキ爺

5.0素晴らしい傑作、映画史に残る大名作、正に映画遺産

2018年6月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

ビビアン・リーの鬼気迫る演技
マーロン・ブランドのむせかえるかのような男の性的魅力
この二つの武器に見事な脚本とセット、編集
それ以上何も言う言葉も無い

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あき240