屋根の上の女

劇場公開日:

解説

第一次大戦前夜のストックホルムを舞台に、ふたりの女性とひとりの男性のミステリアスな関係を描くドラマ。製作はカティンカ・ファラゴー、監督・脚本はカール・グスタヴ・ニクヴィスト、共同脚本・編集はラッセ・スンマネン、撮影はウルフ・ブラントースとヨルゲン・ペルソン、音楽はホーカン・メッレルが担当。出演はアマンダ・オームス、ヘレーナ・ベリーストロムほか。

1989年製作/スウェーデン
原題:Kvinnorna pa taket
配給:俳優座シネマテン=ヘラルド・エース
劇場公開日:1990年7月4日

ストーリー

'14年、第一次大戦前夜のストックホルム。田舎から出て来て、写真館に勤めるリネア(アマンダ・オームス)は、ある日隣室に住む女写真家アンナ(ヘレーナ・ベリーストロム)と知り合い、次第に親しくなってゆく。ふたりは性格も容姿も全く正反対だったが、やがてリネアはアンナのためにヌードモデルになり、写真館から写真板を盗みさえするようになる。ある夜ふたりの前に、アンナの恋人だったジプシー・サーカスの男ウィリー(ステラン・スカースガード)が屋根の窓からやって来る。リネアとウィリーの間には、次第に純粋な愛が芽生えてゆくが、ウィリーがアメリカ行きの3枚の切符を持ってやって来た夜、全てが壊れる。ウィリーが、オーストリアにいるアンナの夫ハリング(ヨハン・ベルゲンストラール)に彼女の居場所を教えたことを知ったアンナは、口論の末、誤って彼を殺してしまう。その夜ふたりは屋根の上に登り、ウィリーの死体を煙突の中に投げ入れる。幼く、つらい日々の連続だった夫との生活から逃れるように荷物をまとめたアンナは、翌朝リネアの見守る中で、ウィリーを投げ入れた煙突の中に姿を消した。そしてひとり残されたリネアは、複雑な思いを胸に写真館から旅立ってゆくのだった。

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