劇場公開日 1976年9月23日

「世界の5大名探偵」名探偵登場 みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0世界の5大名探偵

2016年4月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

笑える

ポワロ、ミス・マープル、サム・スペードなどミステリー小説に登場する架空の名探偵たちの知識が少しでもあれば、もっと本作を楽しめたんじゃないかな。
彼らのパロディやクローズド・サークルと言った舞台設定など、粋な仕掛けがミステリー小説ファンのハートをぎゅぎゅっと鷲掴みにすることだろう。
ラストの種明かしもどんでん返しの連続で飽きさせません。
また映画ファンには、盲目の執事に扮したアレック・ギネスと、奇抜な特殊メイクで中国人のシドニー・ワン警部に成りきったピーター・セラーズのコミカルでアクの強い演技合戦が堪能できるはず。
二人とも役柄に応じて顔まで変えてしまうカメレオン俳優の権威だからね。
特に画面に登場した時から不気味な雰囲気を全身から漂わせていたギネスと、聴覚障害者のメイドとの一向に噛み合わない会話?が笑える。
とてもオビ=ワン・ケノービを演じた俳優と同一人物とは思えなかった 。

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みつまる。