ミート・ザ・フィーブル 怒りのヒポポタマス

劇場公開日:

解説

パペット(人形)だけによって構成される劇団のスキャンダラスな内幕を描くブラック・コメディー。監督の「バッド・テイスト」のピーター・ジャクソンがジム・ブースと共に製作を兼ね、脚本はフランシス・ウォルシュ、スティーブン・シンクレア、ダニー・マルヘロンとジャクソンの共同、撮影はマレー・ミルネ、音楽はピーター・ダセントが担当。

1989年製作/ニュージーランド
原題:Meet the Feebles
配給:JCA=タカラ
劇場公開日:1990年12月7日

ストーリー

そのショーが今夜TVで生放送されることになったフィーブルズ劇団。希望に燃えてやってきたハリネズミのロバートはそのスキャンダラスな内幕を見てしまう。スター歌手のピンクのカバ、ハイジは恋人で劇団のオーナーのブレッチをシャム猫のサマンサに寝取られ逆上、ショーの司会のウサギのハリーは性病に冒され、ゾウのシドは別れた恋人に赤ん坊の認知を迫られている。そしてそんなスキャンダルを意地悪く嗅ぎ廻る三流記者のハエの姿があった。一方、ロバートは唯一クリーンなコーラスのプードル、ルシールと恋に落ちるが、彼女をポルノ映画に出演させようとするブレッチの私設秘書ネズミのトレバーの術中にはまり、喧嘩別れ。そんな中ショーが始まるが、暗黒街のボスでもあるブレツチは敵対するミスター・ビックとの麻薬取引に手を焼き、舞台の方でもハプニングの連続にディレクターのキツネのセバスチャンは発狂寸前、そこへついにブレッチに棄てられたことに気づいたハイジがマシンガンを持って乱入、舞台の上は修羅場となる。しかしその銃口がルシールに向けられた時、ロバートは夢中で彼女を助け、その愛の力が自分を失ったハイジをも目覚めさせ、血の海と化したステージの上で彼女は再び美しい声で歌う。

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