招かれざる客のレビュー・感想・評価
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まあ、大体想像できる展開だったが、ハラハラしながらも毅然とした態度...
まあ、大体想像できる展開だったが、ハラハラしながらも毅然とした態度の娘の母役、キャサリンヘップバーンがよかった。シーンで言えば、結婚反対し続けた娘の親が許す最後、「息子の母の言葉で気が付いた、自分が妻に注ぐ半分の愛があれば大丈夫」というところに涙が出た。 それから、息子が黒人の父に反発しながら愛情を示すところが熱くなった。 家のテラスの外観とか車窓の合成ぶりがあまりにも。。。でテンション下がる。 鑑賞後調べたらキャサリンヘップバーンはアカデミーの主演女優賞取ってた。やっぱりね。
シドニー・ポワチエをアンクル・トムと見下して、この映画を見ていなかった。
ずっと、黒人対白人の話と思っていた。
でも、男対女の話だと僕は感じた。
黒人の母親の台詞『男の人は、かつての恋の情熱はもはや消え去って、思い出しもしない。思い出せば、二人に対して、そんな仕打ちは出来ない』
感涙のいい言葉だ。
兎も角、白人の監督が演出した話だから、白人の良心を強調しているのは理解できる。机の上の写真も『フランクリン・ルーズベルト』つまり、民主党支持者だと思うし、カソリックでは無いと言っている。ということは、たぶんユダヤ系と暗示しているのかもしれない。
シドニー・ポワチエをアンクル・トムと見下して、この映画を見ていなかった。シドニー・ポワチエの本音は兎も角、この二人の未来に、男としてとやかく言いたくない。人種、宗教、階級、性別を意識して、若い二人の情熱に反対する事は『私は最低だ』とスペンサー・トレイシーが語る感情と同じ結末になる。
傑作だと思う。
「何があってもあなたの味方よ」
期待せずに初鑑賞。
今の日本でも、娘が黒人男性連れてきたらぶったまげる時代なのに、
当時の衝撃は如何ばかりか。
超エリートの黒人とはいえ、将来を心配するジョアンナの父の気持ちもよくわかる。
でも、最後には、親は、子供の幸せをながっているんだね。
ジョアンナのお母さんが、何度も、「あたしは何があってもあなたの味方よ」
と言ったのは印象が強い。
ジョンの母との会話で、若く情熱ある頃を思い出したジョアンナの父がラストで、
2人を祝福する。泣いてしまった。みなさん演技が上手く、入り込めました。
差別のない社会を目指して
小津安二郎の「晩春」でりんごの皮をむいていた父親の姿を思い出した。今まで大切に育ててきた子どもを手離すのはそれだけで寂しく、悩ましいものなのに、人種の問題が加わったらどうなるのか、葛藤する両親(特に父親)の姿が心に残った。
黒人の側にも人種をまたいだ結婚には強い偏見があることを実感した。
子どもの幸せを願って、最善の選択をしようとする両親の姿は、人種の問題を挟まなくても心を掴むものがある。
60年代のアメリカにまだ根強い差別が残っていたこと、そして、あまり「時代が変わ」っていないことにも歯痒さを感じた。
黒人ママの言葉も、最後の白人パパの演説もとてもよかった!泣いてしま...
黒人ママの言葉も、最後の白人パパの演説もとてもよかった!泣いてしまった。
無事ハッピーエンドだけど、結婚した後が大変ってパパも念を押してたように、その後も描いたら、この時代でどんなだったのか。
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