マシンガン・パニック

劇場公開日:

解説

謎に充ちたバス乗客虐殺事件を追う私服刑事の活躍を描くミステリー・スリラー。製作・監督は「幸せはパリで」のスチュワート・ローゼンバーグ、脚本はトーマス・リックマン、原作はペール・ヴァールーとマイ・ジューヴァルの夫妻共同の「笑う警官」、撮影はデイヴィッド・M・ウォルシュ、音楽はチャールズ・フォックス、編集はロバート・ワイマンが各々担当。出演はウォルター・マッソー、ブルース・ダーン、ルイス・ゴセット・ジュニア、アルバート・ポールセン、アンソニー・ザーブ、バル・エイバリー、キャシー・リー・クロスビーなど。

1974年製作/アメリカ
原題:The Laughing Policeman
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1976年1月15日

ストーリー

サンフランシスコ、現代。刑事デイブ・エバンスが、ある男を尾行していた。下町のバス停まで来ると、その男はエバンスをまこうとしてバスに飛び乗った。エバンスもそれを追ってバスに乗り込んだ。バスがサンフランシスコの街中のバス停にとまると、1人の男が乗り込んできた。その男は後部座席に陣どると,やがて大きなカバンの中から組立式の小型マシン・ガンを取り出した。手早く組み立てると、息をのむ間もなく引金を引いた。8人の乗客はバタバタ倒れた。運転手も射殺された。バスは歩道を突破して民家に突っ込んで止まり、犯人はそのまま立ち去った。急報に接していち早く駈けつけたのは、サンフランシスコ警察殺人課の刑事ジェーク・マーティン(ウォルター・マッソー)、レオ・ラーセン(ブルース・ダーン)、ジェームス・ラリモア(ルイス・ゴセット)の3名だった。バスの中は正視にたえない無残なものだった。早速、死体検証が始まり、マーティンがエバンスの死体を発見した。警察ではスタイナー警視(アンソニー・ザーブ)を首班とする捜査本部を設け、直ちに謎の大量殺人を解明すべく捜査に乗り出した。マーティンは永年コンビを組んできたエバンスが死んだために、スタイナーの命令によってラーセンと組むことになった。彼はエバンスのガールフレンドだったケイ・バトラー(キャシー・リー・クロスビー)を訪ね、いろいろ話を聞いた結果エバンスは、2年ほど前にマーティンが解決しようとして果たせなかったある殺人事件の捜査を1人で続けていたに相違ないと断定した。マーティンとラーセンは、サンフランシスコの暗黒街に姿を現わし、ギャンブラーの巣窟、ポルノ劇場、ゲイボーイ酒場、安宿などシラミつぶしに捜査して廻った。そんなハードな捜査の合間をみながらマーティンは、ときおり自宅へ帰った。唯一の慰めは13歳になる娘デビーに会うことだった。一方、他の刑事たちは、殺された乗客たちの身内の者から手掛りを得ようと調査を続けていたが、やがてマーティンはエバンスが数年前の未解決事件、テレサ殺人事件の捜査を続けていたことをつきとめた。テレサはカメレロ(アルバート・ポールセン)の情婦だったが、男に棄てられたあげく絞殺体となって発見されたのだ。マーティンは、エバンスが捜査したいた線に従い、テレサ殺人事件とバス虐殺事件は何らかの関係があるのではないかと思い始めた。スタイナーやラーセンには反対されたが、マーティンには確信があった。彼はカメレロの正体をさぐり始め、そのつかみどころのない性格に事件の真相を見る思いがした。ベトナムから帰って以来、やたらと人を殺したがり、変態性欲者でもあった。ある日、マーティンが尾行していると、トランクをかかえたカメレロがバスに乗り込んだ。危険を感じたマーティンはすぐラーセンに連絡をとり、バスを尾行するよう頼んで自分もバスに乗り込んだ。案の定だった。カメレロは小型マシン・ガンを組み立て始めたのだ。だがマーティンには手の打ちようがなかった。そのとき、バスの隣を走っていた車の中からラーセンがカメレロめがけて発砲した。弾丸はカメレロの胸をぶち抜いた。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0読んでないとわかりづらいです

2022年3月31日
PCから投稿

有名な警察小説の映画化ですので読んでる前提でしょう。
原作は次々と人が出てきて、何度もページを戻さないと理解できませんので、映画はかなり簡潔にまとめているようです。それでも未読の人には少しわかりにくいでしょう。
地道な警察の捜査を描く小説なので、映画も淡々と進みます。原作に忠実で良しとするか、もう少し映画的にメリハリつけて欲しいと思うかは人それぞれでしょうね。
とりあえず主演がマッソー選手なので安定感はありますけど。

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越後屋

2.5地味〜な刑事もの

2014年5月20日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

寝られる

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たぁ〜ちぃん
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