僕のボーガス

劇場公開日:

解説

母を亡くした少年と彼にしか見えない守護天使の友情を通して、人生の大切な真実を描いた心温まるファンタジー。『ウォンテッド・ハイスクール/あぶない転校生』(V)のジェフ・ロートバーグと、フランシス・X・マッカーシーの原案を、「ジュリア」「普通の人々」で2度アカデミー賞を受賞したアルヴィン・サージェントが脚色。監督には「月の輝く夜に」「オンリー・ユー」のノーマン・ジュイソンがあたった。製作はジュイソン、ロースバーグ、「ティン・カップ」のアーノン・ミルチャンの共同。製作総指揮は「ティン・カップ」のマイケル・ネイサンソン、「クイック&デッド」のパトリック・マーキー、「ブロンクス物語 愛につつまれた街」のゲイル・フレイザー=ベイゲルマン。撮影は「ボーイズ・ライフ」のデイヴィッド・ワトキン、音楽は「アメリカン・プレジデント」のマーク・シャイマン、美術は「007」シリーズのケン・アダム、編集は「オンリー・ユー」のスティーヴン・リヴキン。主演は「フォレスト・ガンプ 一期一会」の名子役ヘイリー・ジョエル・オズメント、「俺たちは天使だ」のジェラール・ドパルデュー、「エディー 勝利の天使」のウーピー・ゴールドバーグ。共演は「ハネムーンは命がけ」のナンシー・トラヴィス、カナダのテレビや舞台で活躍するデニス・マーシャー、歌手のウテ・レンパーほか。

1997年製作/112分/アメリカ
原題:Bogus
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1997年1月25日

ストーリー

たった一人の家族である母親ロレイン(ナンシー・トラヴィス)を交通事故で亡くした少年アルバート(ヘイリー・ジョエル・オズメント)は、母の遺言でハリエット(ウーピー・ゴールドバーグ)に引き取られる。二人は共に孤児で、同じ里親に育てられた親友同士だった。結婚や家庭よりも新しい契約を取ることが大事なキャリアウーマンのハリエットは、突然のことにとまどうが、とりあえずアルバートとの共同生活を始める。だが、母がサーカスの一員だったことから、幼い頃から幻想と空想に囲まれて育ったアルバートと、厳しい現実に生きるハリエットではうまくいくはずがない。アルバートは「帰りたい」を連発し、ハリエットはそんな彼を持て余す。ハリエットにとって悩みの種は、アルバートにしか見えないというフランス人の大男ボーガス(ジェラール・ドパルデュー)。彼女には、アルバートが一人ブツブツと呟いているようにしか見えない。しかし、心の壁を作っているのはハリエットも同様で、彼女は素直に愛情を示すことができなくなっていた。ある日、とうとうアルバートは家出して、「空想の世界で迷子になると、二度と戻れない」と言うボーガスの忠告を振り切り、母親のいる空想の世界に入り込んでしまう。途方に暮れるハリエットの耳に、ボーガスの声が聞こえる。彼女の目にもボーガスが見えるようになり、彼と会話を交わすうち、アルバートが彼女にとってかけがいのない存在であることを知った。ハリエットとアルバートの心が通じ合った時、アルバートは知らぬ間に、ボーガスとさよならをしていた。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0とてもよかった

2020年10月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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吉泉知彦

3.0手品と交通事故

2018年12月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ネズミを消すマジックの練習に夢中のアルバート(オスメント)。ママ、ロレインを待つ楽しさから一転、悲しい交通事故が起こる(このシーンがとても衝撃的・・・悲しすぎる)。手品師アントワーヌも父親よりも父親らしくて爽やか。オスメント坊やの演技が最高なのです。しかし、サーカスで育った彼の引き取り手は、遺言書のためロレインが一緒に里親の元で育ったハリエット(ウーピー)だった。

 アルバートにしか見えないボーガス。現実的な愚痴や仕事に追われるハリエットは彼らの会話がアルバートの独り言にしか聞こえない。よくある子どもの想像力。子供嫌いなハリエットには対応の仕方がわからない。前半はウーピー・ゴールドバーグもピッタリの役だったけど、家出という事件が起きても表情が変わらない彼女はミスキャストだったであろうか。ハシゴの上から手を差し伸べる彼女を見ると、怖くて落ちちゃうかもしれないし・・・(笑)。手品をするオスメント坊やは最高だし、ボーガスがドパルデューなのも笑える。

 ボーガスとは「にせの」という意味。想像上の人間だというぴったりのネーミングだ。

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kossy
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