ベニスの出来事

劇場公開日:

解説

「ガールハント」のジョージ・ウェルズの脚本を「青空のデイト」のアルヴィン・ガンツァーが製作・監督した。撮影は「太陽が目にしみる」のガボール・ポガニー、音楽はエディ・マンソンが担当。出演は「0011ナポレオン・ソロ 消えた相棒」のデイヴィッド・マッカラム、「魂のジュリエッタ」のシルヴァ・コシナ、ドメニコ・モドゥーニョほか。

1966年製作/アメリカ
原題:Three Bites of the Apple
配給:MGM
劇場公開日:1967年2月4日

ストーリー

ロンドンのある観光会社のガイドをしているスタンリー・スラム(デイヴィッド・マッカラム)は、アメリカからの旅行客を連れ、バス1台でヨーロッパをまわっていた。このまじめ人間にとって、人生はいたって平凡だったが、こんどの旅では全く思いもよらないことが起こった。バスはイタリアに入って間もなく、客の1人が具合悪く、1時停車した。その時、のんべえで陽気なトムリンソン(ハーヴェイ・コーマン)が病人の薬を買ってくると出たままなかなか戻らず、しびれをきらしたスラムが、彼を探しに歩きまわることとなった。そして、ほうぼう尋ね回った末カジノのとばく場へ足を踏み入れてしまった。こんな遊び場は初めてのスラムがルーレットに巻き込まれ、疲れ果てて賭場を出たのは、もう夜明けであった。だが彼のポケットには大金3万ドルがあった。そんな彼に美しい女性カルラ(シルヴァ・コシナ)が目をつけ、言葉巧みに誘惑した。彼女に心を奪われ、有頂天になっているスラムをよそにカルラは別れた夫のプレイ・ボーイ、レーモ(ドメンコ・モドゥーニョ)に会って、スラムの大金を盗む計画を練っていた。レーモはカルラからスラムを紹介されると、早速、その3万ドルをスイスで時計用の宝石に投資しないかともちかけた。そして話はとんとん拍子に進み、金はイタリア税関の目を盗んでスイスに持ち込まれた。レーモはやがて紙切れ同然の領収書と引き換えに、スラムから大金をせしめ、カルラへ分け前も払わず逃げ出した。偶然、スラムは双眼鏡で逃走するレーモの姿をとらえ、疑念をおこした彼は後を追い大格闘の末、金をとり戻した。しかしカルラに愛情を裏切られたことが悲しくスラムにのしかかってきた。その上会社からは解雇状が届いた。彼は新たに小さな旅行社を始めようと決心して、列車を待っていた。そこへレモーネに愛想をつかしてカルラが現われ、スラムに助力を申し出た。

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