ベイビー・イッツ・ユー

劇場公開日:

解説

60年代のハイスクールを舞台に階級の違う男女の愛を描く。製作は俳優でもあるグリフィン・ダンと、エイミー・ロビンスン、監督・脚本は「セコーカス・セブン」のジョン・セイルズ、原作はエイミー・ロビンソン、撮影はミハエル・バルハウス、編集はソニア・ポランスキー、美術はジェフリー・タウンセンドが担当。出演はロザンナ・アークェット、ヴィンセント・スパーノほか。

1983年製作/105分/アメリカ
原題:Baby It's You
配給:ユーロスペース
劇場公開日:1987年10月3日

ストーリー

1966年のとあるハイスクール。ジル(ロザンナ・アークェット)は郊外に住むユダヤ系の金持ちのお嬢さん。美人で成績もよく、学校の演劇では主役に選ばれる模範生。しかし、好奇心から、まるで育ちの違うシーク(ヴィンセント・スパーノ)というイタリア系のタフガイに恋してしまう。シークは労働者階級の出身。ルーズな父親とは、ケンカばかりしている。車を猛スピードで乗り回し、7~8回も退学になっており、そのことを自慢したりしている。不良っぽい男の子で、そのために学校側には危険人物と思われているが、生徒の間では人気者だ。そんな楽しい高校生活も終わり、ジルとシークは、いよいよ別の道を歩み始める。第2のフランク・シナトラを目ざすシークは、マイアミに旅立ち、ジルは、スーツケースをかかえて南部の名門サラ・ローレンス大学へと向かった。サルトルやケルケゴールを学ぶかたわら、演劇部に入り、酒やマリファナも経験する。卒業からしばらくしたある日、2人は再会するが、その時、初めて、2人の境遇のあまりの達いに気づき、傷つくのだった。

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