ブレックファスト・クラブのレビュー・感想・評価
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高校生向け、厨二でもイケメンならモテる
評価がよいので見てみたら、、
スクールカーストもの。
しかし、大人的には内容が全くない、これは高校生が観るものか。
特に気になったのが粗野なイケメン君。完全な厨二。こーいう奴、確かにいたなあ、と。
内容的には、そこまで。彼が何かを変えるとか、生み出すとかは無かった。もしかして、囮になった事?それは自ら巻いた種。
そして最も不可解なのが、お嬢様とデキてしまう事。
という事は、粗野ならモテるという図式が成り立つ。ただしイケメンに限る。
スクリーンの中の友達
前提として
・ジョン・ヒューズ&ネッド・タネン監督の作品は未視聴。
・ブライアンとアリソン推し。
五人の高校生が少しだけ大人になる瞬間。
そんなピュアで生傷だらけの時間を、映画として切り取った作品。
最初に観た時、よくわからなかった自分がいた。23歳でこれを理解するにはまだ早いのか、対人経験値がまだまだ足りないのか。
2回観て、少しだけ理解できたような現状である。
この中の誰か一人とは絶対に友達になれると思う。
自分の悪いところとかちょっとだけ良いところとか、それらを話し合っていく中で露にしていく。友達になれる感じがするし、実際の対人関係でもこんな感じだよね、と納得できる。
友情を超えた愛とかもあるけれど、絶対に他人を愛さなくてもいい。自分自身を愛したっていい。でもそれは他人が居なくてはできないこと。そんな大事なことに気づかせてくれる。
いじめっ子にも悪人にもみんな同じように感情があって、みんな同じように悩んでいる。嫌なことや悩みは違くても、話し合わなければ知らないままで、時間が過ぎてしまう。友達にもなれない。
自分にもこんな時間が、こんな経験があったら生き方も少し変わったのかな、なんて羨ましくもなる。
"(友達を)無視するのは卑劣な行為だ"。
この言葉はすごく刺さった。大学生を超えて社会人になると特にそう感じてしまう。
友達未満とも言える知り合いが増えた結果、挨拶もせずにすれ違う状況に何度も遭遇した。自分の心の何かが死んでいるような、自分だけ何か悪いことをしているような、そんな気分になる。
この、本当に大事だけど忘れがちなことを、みんなで話し合える空間が愛おしい。
映画的なシーンにときめいたり、音楽に少し不満だったり、ランチシーンや靴の巧みさだったり、キャスト陣に拍手を送りたくなったり……色々な批評点はあるのだろう。
けれど、面白いとか面白くないとかそういう指標でこの映画は観ない方が良いのかもしれない。
心にゆっくりと沁みるような、時間を置いてまた観ると見方が変わっているような、そんな作品。
3.5
ピッチパーフェクトやバンブルビーなど色んな映画に
度々登場する、今も色褪せない80年代青春映画!
家庭内の悩みだったり、スクールカーストだったり、
将来に対する不安だったり。
今も昔も大人になるって大変だなあ〜と。
誰かに気に入られようなんて思わなくていい!
ありのままの自分が一番素晴らしいと感じさせられた一本。
登場人物全員が愛おしくてみんなに感情移入する。自分の本音を相手に話すシーンは本当に良かった。
他にはダンスシーンも良かったですね。あの特徴的なダンスは色んな映画でパロディされてますよね。今回でようやく本家を知れました。今まで「テッド2」が本家だと思ってた。
会話劇ですが飽きることなく見ることができます。テンポが良いですね。
個人的にですが登場人物の名前を覚えるのは苦手なのでこういう風にチンピラとかお姫様とかアクダマドライブみたいに覚えさせてくれるのは嬉しいですね。
でも不思議ちゃんは前のほうが絶対可愛い!異論は認めん。そこだけちょっと不満。
傑作なのは間違いのない逸品だと思います。是非見ていただきたい作品です。
高校生じゃなくなる前に観て良かった
正直理解できないところもたくさんありました。
特に冒頭のチンピラの子がちょっかい出したり物壊したりするところ。作文くらい大人しくさっさと書けよ!って。誰が直したり弁償したりするんやとハラハラしてました。
でも最後の5人語り合う部分、5人全員の言い分少しずつ共感できるところがあり、聞き入ってしまいました。
人の悩みはそれぞれで、多分悩みの重さを測るのであれば、チンピラと不思議ちゃんは他の3人よりも重いはずです。
ですがあの場では全員が対等で、5人別々の重さではなくひとまとまりの重さでした。
お前の悩みは俺より軽いなど言われることが無く、非常に心地よかったです。比べることなく同じ目線で違う重さの悩みを語るなんて場はそうないですから5人がとても羨ましい。
きっと月曜日からでなくてもだんだん疎遠になっていってしまうのだろうなというみんな別々に帰るエンディングも良かった。
カップルもすぐ別れるでしょ。(もちろん続いてほしいですけどね!)
好きなシーンは不思議ちゃんがご飯食べてたところとチンピラとお姫様のキスシーンですね。なんでアメリカのご飯てあんな美味しそうに見えるんやろ。
不満はお姫様の子の髪型ですね。なんかおばさんくさい。当時の流行でしょうか?
誰も自分が何者かなんてわかってない
ピッチパーフェクトに出てきて気になって鑑賞。土曜日に補修にきた普段全く関わりのない5人が、ただくっちゃべってるだけ。なんやけど、綺麗事ばかりでわかりやすいかんじの青春映画と違って、いろいろ思うこと、感じることがあったなぁと。
ちょっとづつ会話していく中で、徐々に関係性も変わっていくのとか、だんだんみんな本音になってきたりとか。何気ないとある一日なんやけど、そんな日が自分を発見したり、誰かを発見することもあるよなぁ。なんか、いいなぁってなりました。
大人になって観るもんじゃない
補講に来た5人の高校生が
1つになったりぶつかりながら友情を深める話。
誰もが心の奥に抱えている闇を
5人みんなが持っていて誰かに共感できるはず。
普通ならその闇を抱えたまま大人になり
それなりの人生を送ってしまうけど
この5人は違うと思う。
性格の違う5人が本音をぶつけ合うことで
自分を受け入れ他人を受け入れていた。
そこで得た価値観は貴重な宝になると思う。
青春映画の名作で間違いなくいい映画だったけど
アラサーになって
これを観たことを後悔してしまった。
もういろいろ凝り固まった大人になったからだ。
自分は凝り固まったと決めつけているあたり
大人になってしまったんだとしみじみ。
青春時代にこれを観てれば
今の人生全然違うんだろうなと思う。
子どもができたらこの映画を見せてあげたい。
結晶みたいな時間
あー嬉しい、胸が苦しい。
愛おしい、やっぱり胸が苦しい。
唐突だ。脈絡もない。そもそも意味なんかない。
あと先など考えもしない。少し先の未来も見えない。そもそも未来などない。
家族との時間が辛い。
家族との時間が辛すぎる。
本音で話したい。
本音が自分で分からない。
人の気持ちが分からない。
自分の気持ちが分からない。
セックスのことだけ考えていたい。
セックスのことが分からない。
とてつもなく不安で笑えてくる。
今はただ踊っていたい。
ゴム靴の立てるリズム。
環境と役割。それに基づくキャラクター。
典型的で、かつ完全に効果的な音楽。
歳を重ねるだけ、歩いていける距離は伸びる。電車にも乗れる。世界が広がる。
それでも行動範囲の中心にはいつだって家族がいて、そこを軸に波紋みたいに広がりながら回る同心円。
それぞれの人生。それぞれの地獄。
聞こえてくるサイレン、犬の吠える声。微かな環境音が彼らの生きる世界を物語る。
“若者が変わろうとしているとき
説教をしても何も効果はない
自分の変化はちゃんと分かっているから”
子供は変わる。どうしようもなく。
人生で一番大事な瞬間は青春時代に詰まってる。死ぬまで気付かない人もいるほどささやかに。
私的ベスト青春映画。大人に対する不満、誰しもこの年代感じるとおもい...
私的ベスト青春映画。大人に対する不満、誰しもこの年代感じるとおもいます。出てくる5人それぞれ事情は違えど共通してるもの。
「大人になると、心が死ぬの。」
この台詞が焼き付いています。年齢的には大人になったとしても、忘れたくないものがこの映画の中にあります。大好きな作品です。
モヤモヤ
沢山の生徒の中から呼び出された5人だけど
正確な理由がある人とよくわからない人もいて
(私が気づかなかったのかもしれないけど)
そこらへんハッキリしてほしかった。
不良少年はずっとうるさいし
みんな喧嘩するんだか、協力するんだか
意見が流されやすくて矛盾ばかりで
あまり気持ちよくはない。
先生も生徒の話は聞こうとしないし
作文の課題は解決したのかもしれないけど
それぞれ家庭環境に悩みがあって
それは自分が変わることによって
解決するのかなとか深く考えてしまった....
5人のキャラクター設定は良かったけど
私的にはストーリーがイマイチでした。
寄せては返す感情の波
名作なのでだいたいこんな話ってわかって見始めた。
何度かこれで打ち解けられると思えるシーンがあるが、また衝突してしまう。
人間の特に高校生くらいの感情は、そんなに簡単に繋ぎ留められるものではない表れか。
月曜の朝、この関係性は崩れてしまっているかもしれない。
それでもこの一時自分の内面をさらけ出せたことは、これから先もそれぞれの役割を演じながら生きていく彼らにとっては、確かな絆として残るだろう。
そんな素敵な1日のお話。見て良かった。
技巧派、繊細な作品
ストーリーは単純だが、それでもここまで惹きつけられる技巧は抜群だった。キャラ立ちが完璧に近く、すべての登場人物が自分を語るも余白を残しているところが人間味があり評価が高い。告白のシーンもリアルに近く、またそこまでの流れの中のキャラクターの表情ひとつひとつ、青春期ならではの悩みやキャラの繊細さを上手く引き出す演技もみられる。時折流れる音楽の使い方も良く、演技、音、映像の3要素、どれをとっても申し分ないと感じた。最後のオチの部分でリアルと乖離し、強引かととれたがそれを加味しても4.5は固い評価だと感じた。
素直な若者達
缶詰にして作文書かせて補習もないだろう、と思ってしまったけど。
悪そうに見せても人の話はちゃんと聞く、素直な若者達。
抱える悩みをお互いに語ったりして。
10代当時の自分だったらそれも共感出来た…かなぁ。(自信無し)
場面は変わらないし、やや単調だった。
Convenient Definition
自分はどうあるべきかは追求することはたやすく、自分はどうであるかを認めることは困難である。認めたくないことが多すぎる。殻を被り、その殻に依存する。中身は見せず、見えない。それを直視しようとするアプローチ。青春映画であるが、その試みは世代を越えた普遍性を持つ。
無駄を省いた大胆な構成である。閉鎖的な空間で台詞が飛び交う様は舞台劇のようでもある。観る者に挑戦的に仕掛けてくるような台詞の数々。壊れやすい登場人物と人間関係、和解か暴走かどちらに転ぶか分からず緊迫感が満ちる。思春期特有の危うさ、同年の台風クラブにも通じる。
ランチや靴での個性表現が印象に残る。
話すことの大切さ
様々な“問題”を抱えた生徒達は普段関わる事なんてまずないだろう。その理由は「アイツらと自分は違う」と思っているからだ。もちろん違うのだがそれは“思っている”だけで“分かっていない”じゃないだろうか。
この映画で集められた生徒達は話すことでお互いを分かっていく。会話の発端こそ下らないイタズラだったり、言われ方はたまらない嫌味だったりするがそれはあくまで発端、「なぜそんなことをする?」「なぜダメなんだ」と密閉空間だからこそ話すしかなくなる。レポート書くよりマシ。
違いがあるなんてことは当たり前だ、だがコミュニケーションをしなくてはその違いを知ることも出来ない。この映画はそんな当たり前を提案してくれる。
大好きな台詞が女性2人の終盤の会話
「なんで優しくしてくれるの?」
「あなたがそうさせてくれるから」
なんて素晴らしい、、、至福、、
僕自身人と話すことは大好きですがこんなに踏み込んだ話をしたことあるかな?と首を傾げます。一番仲の良い友人に話ことを想像するんですが何故か泣けてきます笑
でもそれぐらい溜め込んでいるのか?だとしたら密室に複数人で閉じ込められたいなぁ、
243-35
一度軽く見ただけではわからない伏線の多さ。これはスルメ映画ですね。
交わるはずのない5人が休日補講の8時間で本気でぶつかり合い、お互いのアイデンティティを揺るがし、理解し、また普通の月曜日に戻っていく。これは彼らにとっては非日常。分かり合うというのは痛みを伴うんです。
自分とはなんなのか考え、本気で友達とぶつかりたくなる作品でした。
登場人物が少ないので混乱することが無いという点、登場人物の視線で誰に話しかけているかなどが分かるようになっている点、ワンシーンワンシーンの何気ない仕草や描写に深い意味がある点など素晴らしい。何度も見たくなる。
(映像3 脚本5 演出5 音楽5 配役5)×4=92
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