劇場公開日 1985年3月16日

プレイス・イン・ザ・ハートのレビュー・感想・評価

全16件を表示

3.5世間知らずの向こう見ずの勢い

2024年3月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

サリーフィールド扮する専業主婦エドナスポルティングは、保安官の夫とふたりの子供と暮らしていたが夫が射殺されてしまった。エドナは夫任せで稼ぐ事を知らないので途方に暮れていた。さらには銀行から3681ドル借金がある事が知らされ家の売却を進められた。エドナは必死で生きる術を探し始めた。

そりゃあ夫が急逝したらかなわんだろうね。以前観た事がある映画だったな。雇った黒人が色々助けになったね。女性ひとりで子供を育てるのは大変な苦労が伴うが世間知らずの向こう見ずの勢いで綿花で成果を収めたね。

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重

4.0【”善なる心は逆境を乗り越え、善なる心を呼び寄せる。”突然夫を亡くした女性が、善なる心で逆境を乗り越えていく姿を描いた作品。】

2023年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■1930年代のテキサス。
 突然、保安官の夫を酔った黒人の誤射により亡くしたエドナ(サリー・フィールド)は、2人の子供を抱えて途方に暮れる。
 しかも、早々に夫の借金を返済しなければ住んでいた家も失ってしまう事態に陥る。
 追い詰められたエドナは、仕事を探していた黒人モーゼスの提案で、綿花栽培を始める。

◆感想<Caution!  内容に触れています。>

・エドナは夫を突然失った悲しみの中、やって来た黒人モーゼスの申し出を断るが、彼が盗んで行った銀のスプーンに付いて、彼を弁護する。
ー モーゼスが彼女に忠誠を誓った事が良く分かる。そして、モーゼスは素人のエドナに対し、綿花栽培について的確な助言をしていくのである。-

・愚かしき銀行員デンビーが、義理の弟で戦争で目が見えなくなったウィル(若き、ジョン・マルコビッチ。:今作の彼の演技は忘れ難い。)を下宿させてくれれば、下宿代を払うと言ってエドナにウィルを押し付けるシーン。
ー 私は、銀行は嫌いである。額に汗をかかずして利鞘で金を稼ぐのが、嫌いなのである。(銀行員の方、スイマセン。)今作のデンビーは典型的である。
  だが、当惑していたエドナは彼を受け入れるのである。徐々にエドナ一家に心を開いていくウィルをジョン・マルコビッチが見事に演じている。-

・竜巻が襲うシーン。モーゼスは命懸けでエドナの息子、フランクを助けウィルを先頭にシェルターに避難するのである。
ー 人種、障害を越え、天災に会いつつも生きようとする姿。-

・綿花栽培は順調に進むが、ある日KKKが黒人モーゼスの元にやって来る。
ー という事は、今作は1930年代か? とすれば、エドナの人権偏見のない姿が余計に心に響く。-

■エド・ハリスが演じる妻がありながらも浮気するウェインの姿は、エドナとの対比であろう。

<20世紀初頭のアメリカを舞台に、夫を亡くしながらも、力強く生き抜く女性の姿を綴ったヒューマンドラマ。アカデミー賞主演女優賞に輝いた(そうである)サリー・フィールドの演技と共に、若きジョン・マルコビッチの演技が図抜けた作品である。>

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NOBU

4.5アメリカ牧歌時代に寡婦が頑張る素敵なお話

2022年2月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

幸せそうな家庭が夫の不慮の事故死で一転、苦境に立たされた家族。
働いた経験の無い寡婦が懸命に生きていく姿に感銘を受ける。
モーゼスが銀のスプーンを盗んだが捕まり警官に連れられてきたときにエドナは助けてやる。レ・ミゼラブルの世界だ。
そこからこの物語のわくわく感が広がったのはこのモーゼスの一生懸命に働く姿とみんなが協力し合っていく姿だ。
ウィルが家族として増え、少しずつ家族として絆が増えていき悲惨さが薄れていく。
竜巻が来て大変な結果が待っていたが綿花は大丈夫だったようだ。
綿花も高く売れ、めでたしめでたしからの悲しい出来事。
黒人差別はいつの時代も重いテーマで、相変わらずアメリカ社会は変わってないようで寂しい気持ちになった。

劇中のパーティーに出てくるバンドのおじさんの引いてるギターがマーチンやった。
D-35かな、あのギター、今はどうなってるんやろ?
持ち主はお宝やろね。

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Elton Shin

4.0マルコヴィッチがいい

2019年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 大不況の中、未亡人となるエドナだが、優しい心と芯がたくましい性格で人々にやすらぎを与えてくれる。モーゼスが銀の食器を盗んだ事にもお咎めなし。物語の序盤からホロリとしてしまいました。そして一見弱々しいながらも、底知れぬ女性の強さを感じさせてくれます。

 途中、パニック映画並の竜巻が起こるシーンもよく出来ていますが、町中が破壊された後の再建の様子が全くなかったのが残念。また、姉マーガレットとウェインの不倫関係の扱いも中途半端。モーゼスの後半になってから個性が弱くなっていくのが残念ですが、マルコヴィッチの好演がカバーしてくれました。

 映画の断片をかいつまんで観ると、単なる「古きよきアメリカ」を描いた映画となりがちですが、一人の女性の生き様と人種差別問題、不況に屈しない心がテーマが見事に絡み合った秀作です。

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kossy

5.020世紀前半の夫を亡くした妻が選択するものは

2019年7月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

冒頭から呆気に取られる。たんたんと童話のような雰囲気のままに差別の事実を重ねた構造は傑作だ。20世紀前半の専業主婦が女性の地位として確立したなか、夫を亡くした妻がどうやって家族を支えていくか、そしてどのように物言わなかった妻が自立していくか見届けて欲しい。

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のぎへん

4.0支え合える人がいれば

2018年9月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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yupppiii

4.0白人女性と黒人という弱者

2018年9月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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Cape God

4.0薄気味悪さ

2018年6月24日
iPhoneアプリから投稿

常に闇に滑り落ちるような危うさを感じる。サリーフィールドの不安をたたえた神経質で不安定な表情がこの映画にサスペンス的要素の象徴。実際、予定調和でない台詞やシーンがどんどん放り込まれ、それぞれの人物像が陽陰共々描かれていき、薄気味悪い人間の業や闇に吸い寄せられてしまう。
浮気男エドハリスのくだりは、話の主筋からすると不要としても良いところ。しかし、衝撃のラストシーンで、映画の構図が明らかになる。視点が一気に雲の上に飛ぶ。生けるものも死んだものも、差別するものも差別されるものも、ハンデのあるものも五体満足なものも、男女も、肌の色も、全ての者が等しく生きており、そして生きることの意味が問われる。
実に台詞も演出も演技も細かい。観終わってからもジワジワくる。必見の一本。

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Kj

3.5これがアメリカ

2018年4月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

つましく敬虔に生きるクリスチャン家族
良くも悪くも アメリカ人?

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mamagamasako

4.0盲目でないと愛せないのか

2018年3月31日
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everglaze

4.0今の自分は?

2018年3月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

厳しい自然の中で、常識が今とは異なる時代にいきる人々の物語。
ヒロインは、その中で自分の考えや感じたことを貫いて生きていく、力強く、したたかに、しなやかに。
未来から見れば今の自分も同じ状況に見えるのだろう。自分はこの映画の中ならどの役にあたるのか?思わず考え込んでしまった。

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komasa

3.5夫婦の絆。子供、使用人。

2018年3月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

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Takehiro

3.5謎のラストシーン。あれはどういう意味なんだ? 突如一家の大黒柱を失...

2017年12月29日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

謎のラストシーン。あれはどういう意味なんだ?

突如一家の大黒柱を失った女性が、力強く生き抜いていく、ただそれだけの話。なのに見る者を飽きさせない、そこも不思議な映画です。
それにしても黒人差別の醜悪なこと。そんな黒人や、失明して厄介払いされた者が主人公のもと、本当の家族のようになっていく姿に心温められます。
エド・ハリスがただのエロ・ハリスに成り下がっている不倫ネタはなんだったの?いる?
いろいろ不思議満載の作品でした(笑)

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はむひろみ

4.0綿花摘みって、重労働

2017年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

出演者がとにかく若い! まさかジョンマルコビッチまで出てるとは(今作が映画初出演)。

夫を亡くした未亡人が、いかにして立ち直り家族を養うか。
その手段の「綿花摘み」。ダニー・グローバーがそっと支えいているのがいい。
綿花摘みの交渉も、その上手な方法も教えたり。
サリーがオスカー主演賞も納得いく。

1935年当時の黒人差別時代に。「肌の色は関係ない」というサリー。
心が通じ合えていれば、関係ないんだね。
いい作品でした。

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ゆき@おうちの中の人

3.0母は強し!

2017年9月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

大恐慌時代に突然夫を亡くした妻は
どうやって家族を守ったか?
専業主婦の主人公が物語が進むにつれ
次第に自信を持ち、美しさもます。
まだ時代的に白人による黒人差別が
如実に描写されておりストーリーに
ある色づけがなされています。
個人的には後にリーサルウェッポンで
ブレイクした、ダニー・ウェーバーが
好演、人の良さそうな役なんです。
家族を支えるには力が必要なんだよ。
うちの奥様もわかって欲しい、

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としぱぱ

3.5今の時代には作られない

2016年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

ロバート・ベントン作品だから見た。今、こんな牧歌的な作品にはお金が集まらないだろうな。

もっと群像劇であった方が良かったかも?今年、「木靴の樹」のリバイバルを見た後だから、どうしても見比べてしまうな。

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dragonmizuho