プラスティック・ナイトメア 仮面の情事

解説

交通事故で記憶を失った男が自分の正体を突き止めようとするサイコ・スリラー。リチャード・ニーリーの同名小説の映画化で、製作・脚本・監督はウォルフガング・ペーターゼン、共同製作はジョン・デイヴィス、デイヴィッド・コーダ、撮影はラズロ・コヴァックス、音楽はアラン・シルヴェストリ、編集はハンネ・ニケル、美術はグレッグ・フォンセカが担当。出演はトム・ベレンジャー、グレタ・スカッキ、コービン・バーンセン、ジョアン・ウォーリー・キルマー、ボブ・ホスキンスなど。

1991年製作／アメリカ
原題：Shattered
配給：松竹富士
劇場公開日：1991年10月19日

ストーリー

交通事故で瀕死の重傷を負ったダンは、献身的な妻ジュディスの看病で傷は癒えたものの記憶は戻らなかった。サンフランシスコで不動産のデベロッパーをしていることになっているが、豪奢な屋敷や仕事にも馴染めず、悪夢に悩ませられる日々が続いた。ある日、共同経営者ジェフの妻ジェニーからジュディスはジャックという男と浮気していたことを告げられる。私立探偵のガスを雇い、ジュディスとジャックが自分の命を狙っていることを突き止める。しかし、ジュディスと対決したダンは自分が本当はジャックであることを思い出した。乱暴な夫ダンを射殺したジュディスが死体を隠した後、交通事故を起こし、整形手術でジャックをダンそっくりに変えたのである。ジュディスは彼も殺して逃げようとするが、やがて自滅するのだった。