船乗りシンバッドの冒険

劇場公開日:

解説

ダグラス・フェアバンクス・ジュニア「熱血児」が亡き父そのままの活躍をみせる1946年度色彩活劇。脚色のジョン・トゥイスト「死の谷」がジョージ・ワーシング・イエーツとストーリーを書き、「キッス・タイム」のリチャード・ウォーレスが監督した。撮影は「レベッカ」のジョオジ・バアンズ、音楽はロイ・ウェッブ「ママの青春」の担当。ダグ・ジュニアの他、「大城塞」のモーリン・オハラ、「踊る海賊(1948)」のウォルター・スレザクが主演し、アンソニー・クイン、ジョージ・トビアス、ジェーン・グリアらが共演。

1946年製作/117分/アメリカ
原題:Sinbad the Sailor
配給:セントラル
劇場公開日:1951年8月10日

ストーリー

船乗りシンドバッド(ダグラス・フェアバンクス・ジュニア)と親友アブブ(ジョージ・トビアス)は、バスラの岸辺でプリンス・アムートの船をみつけ、それを買い取った上でアムートの父アレキサンドリア大王の財宝を探しに出かけることになった。バスラの港で美女シューリン姫(モーリン・オハラ)がこの船を欲しがったことから、姫こそ宝の在処を知っているはずと目星をつけたシンバッドは、彼女に同行を迫ったがニベなく断られてしまった。姫を追ってダイブルの港に行く途中、シンバッドらは太守エミイル(アンソニー・クイン)の追跡を受けて捕らえられた。エミイルは姫の愛人で、シンバッドが宝の在処を知っていると思い込んでいたが、その誤解を幸いにシンバッドは太守の邸を脱出、更に航海を続けた。追って来た太守はシンバッドを捕らえて殺そうとしたが、シンバッドの部下怪人メリク(ウォルター・スレザク)が彼を助けた。目的地デリアバーについたシンバッドは、同地の聖者の感化で財宝よりもシューリンの愛の方がずっと貴重なものであることを悟った。帰途、ほかを毒殺しようと図ったメリクはかえって自分が毒を仰ぐハメにおちいり、宝を船に積み込んだエミイルもシンバッドに亡ぼされて、かくてシューリンの手をとったシンバッドは真実の幸福を求めてデリアバーに帰っていった。

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