ゴッド・フード

劇場公開日:

解説

急速な発達を続けるバイオ・テクノロジーから生まれる恐怖を描くSFXホラー。監督・製作はカナダ出身のダミアン・リー、共同製作はデイヴィッド・ミッチェル、脚本はリチャード・ベネットとE・キム・ブルスター、撮影はカーティス・ピーターセン、音楽はスティーヴ・パーソンズとデニス・ハインズが担当。

1992年製作/アメリカ
原題:After Food of the Gods
配給:東宝東和
劇場公開日:1992年4月11日

ストーリー

遺伝生物学の権威ケイト・トレガー博士(リサ・シュレイジ)は、矮小発育症に冒された12才の息子を救うために、治療薬メサイアノルの開発を急いでいた。日毎に衰弱していく息子を目の前にして、思い余った彼女は実験途中のメサイアノルを彼に投与してしまう。萎縮した少年の体は急激に成長し、巨大化してしまった。トレガー博士は、ニール・ハミルトン博士(ポール・クーフォス)に救いを求めた。ニールの研究テーマは、食料危機を打開するために、食物を巨大化することだった。メサイアノルの解毒剤を開発しながら、彼は同時に、自分の研究対象にメサイアノルの投薬を試みる。みるみる巨大化するトマトを見て、ニールと助手は興奮する。「これはまさに、神の食べ物だ」。翌朝、ニールが実験室のドアを開けると、内部は破壊しつくされ、25匹の実験動物たちが消えた。やがて獣に食いちぎられたような死骸が発見され、そして第2、第3の犠牲者が現れる。犯人は巨大化した実験用の鼠だった。学校内はパニックと化し、鼠たちは下水管を通って、完成式典が行なわれているプールへと向かって来た。ニールは、ペットの二十日鼠を巨大化して、他の場所へ鼠たちをおびき寄せることに成功する。待ち構えた狙撃隊に、彼らは皆撃ち殺されるのだった。

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