フィーリングラブ

劇場公開日:

解説

突然に襲われた不治の病と闘いながら、精いっぱい生きた少年の愛と青春を描く。製作はジョルジョ・カルロ・ロッシと古川勝巳、監督はルッジェロ・デオダート、脚本はロベルト・ガンドゥスとルッジェロ・デオダート、撮影はクラウディオ・チリロ、音楽はウバルド・コンティニエーロが各々担当。出演はカルロ・ルーポ、マービ・ビルジリ、ルイジ・リベルティ、ジャック・セルナス、アンジェラ・グッドウィン、フロレンツォ・フロレンティニなど。

1978年製作/97分/イタリア・日本合作
原題:Feeling Love (Diego)
配給:日本ヘラルド
劇場公開日:1978年6月24日

ストーリー

14才になったディエゴ(C・ルーポ)は、無為に過ぎていく日々に不安を覚え、青春の確かな手応えを模索していた。そんなある日、ディエゴはスイミング・クラブのコーチ、マルコ(L・リベルティ)に出会い、彼のはからいで清掃係の助手として働くようになる。夜中、ディエゴは誰もいないプールで必死に泳いだ。そんなディエゴの努力が実りマルコの指導を受けることになる。そしてその秘められた才能はぐんぐん伸びていった。一方マルコの妹でチェロリストを目ざす可憐な少女クラウディア(M・ビルジリ)では密かにディエゴを応援し、いつしか二人の間に清らかな愛が芽生えはじめる。しかし、ある日突然、彼に不治の病が襲いかかる。それは、アムステルダムで開催されるヨーロッパ・ジュニア選手権のイタリア代表を決定する大会日でのことだった。選手権を獲得した喜びの瞬間彼は目まいに襲われる。医師は水泳をやめるように勧告するがディエゴは聞き入れなかった。ヨーロッパ選手権に出場しないことは彼にとって青春がないに等しかったのだ。マルコの兄にも似た愛情とクラウディアの優しさに守られてディエゴはトレーニングを続けた。いよいよ選手権大会の日、応援の大歓声の中、最後まで泳ぎきったディエゴはクラウディアの腕の中で満足げに息をひきとっていくのだった。

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