ファイナル・プロジェクト

劇場公開日:

解説

世界を股にかけた巨大な陰謀に立ち向かう、香港国際警察特捜隊員の活躍を描いた大型エンターテインメント。ジャッキー・チェン主演のアクション・シリーズ「ポリス・ストーリー」シリーズの第4作にあたる。厳寒のロシア・ウクライナにロケしたスノーボート・チェイス、氷の張った湖へのダイブ、本物の鮫のいる水槽内での格闘など、今回もスタントを使わないジャッキーの体当たりアクションの見せ場を満載。監督は「ポリス・ストーリー3」「レッド・ブロンクス」でもジャッキーと組んだスタンリー・トン。製作のバービー・タン、撮影のジングル・マー、音楽のネイザン・ウォンは「レッド・ブロンクス」で組んだスタッフ。共演は「ポリス・ストーリー」シリーズ全作ほかジャッキー映画に欠かせないビル・トン(本作よりトン・ピョウから改名)、新星アニー・ウーとジャクソン・ルーほか。

1996年製作/108分/香港
原題:警察故事4簡單任務 First Strike
配給:東宝東和
劇場公開日:1996年12月14日

ストーリー

香港国際警察特捜隊員のジャッキー(ジャッキー・チェン)は、上司のチョウ警部(ビル・トン)から新たな任務を命じられた。それはCIAからの依頼で、国際的な密輸グループのメンバーであるナターシャ(グリシャエヴァ・ノナ)という女性をウクライナまで尾行するという簡単なものだった。空港でウクライナ秘密警察に引き継ぎ、任務はこれで終了したと思いきや、事態は急変。偶然、ナターシャが恋人の男といるところを目撃したジャッキーは、その男が秘密警察のマークする武器密輸業者で、元CIAの中国系オーストラリア人ジャクソン・ツイ(ジャクソン・ルー)だと知った。ジャッキーの報告で、雪山の一角にある秘密グループのアジトに秘密警察のヘリコプターが急襲し、激しい銃撃戦が始まった。ジャッキーも戦いに巻き込まれ、防寒服も身に着けずスノーボードで決死の追跡を試みるが、氷点下の湖にダイブして瀕死の状態。FSB(以前のKGB)に救助されたジャッキーは、イゴーロフ大佐(ユーリ・ペトロフ)に協力を要請され、世界の軍事バランスを崩す核弾頭を持ってオーストラリアに逃亡したツイを追跡することになった。ロシア海軍の潜水艦に乗って現地に密入国したジャッキーはブリスベンに潜入し、海洋センターで働くツイの美しい妹アニー(アニー・ウー)とチャイナタウンの指導者的存在であった病身の父親に接触。だが、服に盗聴器を仕掛けられ、猟犬代わりに利用されていることを知ったジャッキーはイゴーロフと決別する。ところが、兄弟の父親が病院で何者かに殺され、ジャッキーに殺人容疑がかけられた。嫌疑を晴らそうとする彼は現れたツイを問い詰めるが、相手は意外な事実を告げる。ツイはCIAの捜査官として密輸グループに潜入していたが、それがバレて恋人ナターシャの命と引き換えに運び屋役を強要させられていたのだ。そして、密輸グループの黒幕こそがイゴールだった。ツイは父親の葬儀の場にイゴールを誘い、核弾頭を取り引きしようとしたが土壇場で改心。ジャッキーに、核弾頭は水族館の凶暴なホオジロザメのいる水槽に隠したことを教えた。ジャッキーとアニーはイゴール一味と水中での争奪戦を展開するが核弾頭は奪われ、アニーも連れさらわれてしまう。ジャッキーは外洋に逃れようとした一味の船に、自動車に乗って決死のジャンプで突っ込む。見事一味は逮捕され、事件は解決した。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

映画レビュー

3.0オオゲサだけどいつも通り楽しい

2023年12月31日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
プライア

3.0脱亜入欧そのものになってしまっているが、今から27年も前の話。ロシ...

2023年6月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
マサシ

3.0久々の鑑賞

2022年6月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

笑える

楽しい

懐かしいね〜👏
ただ、国際色豊かなジャッキー映画は正直イマイチ😭

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ヒックス伍長

1.5「香港国際警察」シリーズが素晴らしかっただけに・・・

2021年8月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

核弾頭密売事件に巻き込まれた刑事の奮闘を描く物語。

ジャッキー・チェン主演、「香港国際警察」シリーズ第4弾ですね。素晴らしい出来栄えだった第3弾とうって変わって、観るに値しない作品となってしまいました。

危険を顧みないアクションもあり、そのアクションを彩るアイデアもあり・・・でも、肝心の格闘アクションの魅力が完全に欠落しているように感じます。ヘリもスノボも、そしてその他のアイデアも「格闘アクション」という芯があって映えるものだと思っています。少なくとも、私にとってジャッキー映画の魅力はそれに尽きます。
その芯が欠落しているこの映画を評価するのは、極めて困難です。

この映画を低く評価する理由はもう一つあります。一介の刑事がCIAやらFSBやらと共同で捜査する・・・そんな訳が分からないストーリーにしたこと。アクションの衰えを、大きな設定で誤魔化そうとでもしたのでしょうか?しかも、それを「香港国際警察シリーズ」でやってしまったらお終いです。世界観が違い過ぎて、呆気に取られます。

シリーズヘの愛着が強い分、評価は極めて低くなりました。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
よし