ビンセント

劇場公開日:

解説

「エド・ウッド」「ジャイアント・ピーチ」の映画作家ティム・バートンがアニメーターとしてディズニー・スタジオに在籍当時、初めて監督・脚本・美術を手掛けた短編ストップモーション・アニメ。製作と造形、追加デザインはバートンの同僚だったリック・ヘインリックス、撮影はヴィクター・アブダロフ、音楽はケン・ヒルトン、アニメーターとテクニカル・ディレクターは『キラークラウン』(V)のスティーヴン・キオド。当初は絵本として出版する計画だったバートン自身が書いた詩に基づき、怪奇映画のスター、ヴィンセント・プライスに憧れる少年の夢想世界をファンタスティックな映像で綴ったもの。「シザーハンズ」にも出演したプライス本人がナレーションを担当。

1982年製作/6分/アメリカ
原題:Vincent
配給:ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン
劇場公開日:1996年12月14日

ストーリー

ヴィンセント・プライスに憧れている7歳の少年ヴィンセントは、プライスが出演したエドガー・アラン・ポー原作の映画の場面に自分を当てはめることを夢想する。白日夢の世界で彼は、犬に怪しげな実験を行い、うるさい伯母を熱した蝋に漬け込んだりしている。ポーの詩『大鴉』の引用がなされ、少年が暗闇に横たわるところで映画は終わる。

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