独りぼっちのジョニー
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独りぼっちのジョニー

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解説

90年10月チリの首都サンティアゴで起こった強盗人質事件を、犯人グループのひとりである高校生に焦点をあて再現した社会派サスペンス。監督・製作は、チリに生まれドイツで映画製作を学んだグスタボ・グラフ・マリーノ。本作は長編2作目で、日本初紹介作。脚本はヘラルド・カセレスとマリーノ、撮影はホセ・ルイス・アレドンド、美術はファン・カルロス・カスティージョ、音楽はアンドレス・ポリャック、録音はマルコス・デ・アギレ、編集はダニエル・フィリオス、制作はパトリシア・ナバレデ、製作はカタリナ・シネマ、アラウコ・フィリムス、ビシオン・コムニカシオネスがそれぞれ担当。出演はメキシコの若手アルマンド・アライサ、パトリシア・リベラ、ウィリー・セムラーら。

ストーリー

チリの首都サンティアゴ。オフィス・ビルの9階にあるビデオ・ショップに客を装って4人の男が押し入った。この店は実は非合法の外貨両替商だったため、金目当ての一味に狙われたのだ。異変に気づいたビルの管理人メルセデス(ガブリエラ・エルナンデス)の機転で、出入口が一箇所しかないこの建物は、またたくまに警官隊に包囲される。ビデオ店社長アルフォンソ(ルイス・グネコ)、彼の秘書で愛人のグロリア(パトリシア・リベラ)、店員カルロス、そしてたまたま居合わせた客2人を人質にして、フレディ(ウィリー・セムラー)をリーダーとする犯人グループはやむなく篭城を強いられる。ジョニー(アルマンド・アライザ)という高校生の少年も犯人の一員だった。彼の存在に気づいたテレビ局のレポーター、メンドーサ(セルジオ・ヘルナンデス)は、ジョニーの日常を追い始める。フレディは自分たちがテロリストであるとほのめかし、キューバへの亡命を要求、そのため事件は国家的一大事へと発展していく。ジョニーの高校や自宅を訪ねたメンドーサは学友たちや母親を特別番組に出演させる。メンドーサのおかげでジョニーは“時の人”となったが、仲間には「逮捕されて刑務所に入れられたら囚人たちに暴行されるぞ」と脅かされ、テレビ・カメラを前に電話してきた母親には「おまえは監獄に行ったほうがいい、心理学者がおまえを助けてくれるから」と言われ、精神的に追い詰められていく。彼は欲望を覚えていたグロリアを押し倒す。彼女はジョニーのなすがままになり、彼を男にしてあげた。犯人一味が投降する時がやってきた。自暴自棄になったジョニーは自らの腹部を撃ち、救急車で病院へと運ばれていった。車の中、横たわる彼は、ゆっくりとシーツで自分の顔を覆った。...

作品データ

原題 Johnny 100 Pesos
製作年 1993年
製作国 チリ・アメリカ・メキシコ合作

提供:株式会社キネマ旬報社

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