ビーナス・ピーター

劇場公開日:

解説

スコットランドの漁村を舞台に、少年ピーターの成長を幻想的に描いたドラマ。エグゼクティヴ・プロデューサーはコリン・マッケイブ、製作はクリストファー・ヤング、監督は本作品が劇場映画デビューとなるイアン・セラー、クリストファー・ラッシュの原作を基にラッシュ自身とセラーが脚本を共同執筆。撮影はガブリエル・ベリスタイン、音楽はジョナサン・ダヴが担当。出演はレイ・マカナリー、ゴードン・ストラハンほか。

1989年製作/イギリス
原題:Venus Peter
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:1990年8月17日

ストーリー

一九四〇年代後半のスコットランド。生まれた時に海水で洗礼を受けたピーター少年(ゴードン・ストラハン)の夢はおじいちゃん(レイ・マカナリー)の漁船ビーナス号で海に出ることだった。ピーターの周りには、生まれた時から口がきけないプリンセス・パロマ(ジュリエット・カゾー)や詩を愛する老人エップ(シーラ・キース)といった不思議な人物がたくさんいる。ピーターの学校に、新しくバルシルビー先生(シンニード・キューザック)が赴任して来る。ピーターは彼女に魅かれるが、ハロウィンの夜、彼女に恋人がいることを知る。その夜、ピーターはビーナス号が人手に渡ることを知る。そんな折、ピーターの父親が帰って来た。船乗りだと信じ込んでいた父親は、実は普通のビジネスマンだった。ビーナス号が引き取られる日、ピーターは洗礼の時に吊された木彫りの船を、そっと海に浮かべるのだった。

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