ピアノ・レッスンのレビュー・感想・評価
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美しさ+エロス=最強
エイダと自然がとにかく美しい映画。
ベインズと横たわる時のエイダのお尻なんてまさに絵画から飛び出してきたような美しさ。あのお尻だけでもずっと見ていられる気がする。
エイダ、声を発するのなんでやめたんだっけ??
ベインズ、最後までなんでマオリタトゥーしてるのかよくわからなかったけど、無骨さの中に純粋に愛する姿が見られて素敵だった。
嫉妬に駆られた旦那さんがホラーな行動に出たときには自分の血の気が引いて一瞬ギブアップかと思ったけどなんとか耐え切った😅もう一度観るときにはあのシーンはスキップだーε=ε=ε= ┌(;´゚ェ゚)┘
4Kリマスター版を2Kの映画館にて
現代人で日本人の凡人の自分には驚くストーリーでよくこんな脚本書けるなぁと驚く物語。
サム・ニールは「ポゼッション」、「イベント・ホライゾン」など変わりどころの演技が凄いが今回でも。
ハーベイ・カイテルも絶妙なアイデンティティーの役どころを見事にこなす。
後の「X-MEN」ローグ役のアンナ・パキンがオーディションで5000人の中から大抜てきされ、アカデミー賞史上2番目の若さとなる11歳240日で助演女優賞を受賞。
ジェーン・カンピオンはエイダ役に当初シガニー・ウィーバーをイメージしていたが、この役に惚れこんだホリー・ハンターが熱心に売り込み、また彼女がピアノを弾けることもあって出演が実現したらしい。
浜にピアノを置いてジャングルの中をマオリの案内で進むシーン(女の子がよろけて歩く直後)で、案内役のマオリの男が「あんな所、生きて通れねえ!」と日本語で言っているように聞こえる(1995年5月19日放送の『探偵!ナイトスクープ』の爆笑小ネタ集で紹介、本当はマオリ語で「あそこはあなたの向かう道ではない(Ana to huarahi kite kore.)」)。
美しい作品ではあるけど
ピアノ、曇り空だったり雨、寒々しい風景の中での美しい作品とは思いました
セリフなしで目だけの演技で気持ちの伝わってくるホリー・ハンター
ピアノとの決別が過去の自分との決別というラストも良い終わり方でした
そう思うと高評価ばかりなのも納得の作品でした
でも私には合わなかったです
面白くないってわけじゃなくて、しっかりストーリーに入り込めて観れました
でも主人公のエイダが私は無理でした
好きになってしまったから仕方ないっていうのも、娘に外で遊ぶように言い聞かせてその間にベインズとっていうのも母親のする事じゃないし、私の理解不足ですが、何でエイダがベインズを好きになったのかわからなくて、むしろあんな取引を持ち掛けてきたベインズは卑怯すぎると思えるし
娘にベインズへの愛を綴った鍵盤を届けさせるのも母親として理解不能
夫のスチュアートは2人の浮気現場を見た時怒鳴り込まず、立ち去りもせず覗き見するって変態じゃん…
最初に自分の大切なピアノを置き去りにした夫をエイダが受け入れられなくなったのはわかるけど、その後はちゃんとした夫だったのに
そんなんでエイダにもベインズにもスチュアートにも全く共感できず娘のフローラにだけ好感が持てました
この女嫌い
2024年劇場鑑賞69本目。
6歳の時に声が出なくなり、その後子連れの未亡人になった主人公が遠い地で見受けされることになり、唯一の趣味のピアノと共に海を渡るという話なのですが。
主人公の女性が納得の上で結婚したはずなのにとにかく夫に冷たく、そのうち夫もどんどんキレていくのですがそりゃそうだよなと。サム・ニールかわいそうだなぁという話でした。
聞いたことあるな、 予告の音楽が良かったから見るけど、 寝ちゃいそ...
聞いたことあるな、
予告の音楽が良かったから見るけど、
寝ちゃいそうだな
くらいの気持ちで見始めたのに、
どっぷりはまってしまった
しかも私の想像外の流ればかりで、
驚いたり呆気に取られたり
でも嫌な気持ちでもバカにする気持ちでもなく、
最後の最後まで気が抜けなかったという、
もうそこだけとってもすでに想定外
けっこうエロく、けっこうドロっと…
思ってたのと違った…
けっこうエロく官能的…
けっこうドロっと胸クソ…
静かめで暗くて、眠かった…
はよ終わらんかな…と思いながら観てました。
終盤の展開はスゴかったですけどね(笑)
ホリー・ハンター、話せない人の演技うまい!!
アンナ・パキンが子役で出てます。
最高賞パルムドールを取った作品らしいけど、個人的には60点ぐらい(笑)
30年経っても色褪せない美しい映画
好きな映画のトップテンに入る作品です。
4Kデジタルリマスター版として再びスクリーンで上映されるのは本当に嬉しいこと。
そう言えば、好きな映画のサントラはほとんど持っていて、
音楽もひっくるめて「好き」なのだ、と
あらためて気づきました。
この映画も、マイケル・ナイマンによる
美しい音楽とともに
心に刻まれています😌
公開されたのは1993年、
私がまだ20代なかばの頃でした。
こういう愛もあるのかと、
衝撃を受けました。
そして、ハーヴェイ・カイテルが好きな俳優のひとりになり、
あとから次々に彼の出演した映画も観ました。
その後もDVDなどで何度も観ていますが、
ピアノはもういらないと、
海底に打ち捨ててしまったのはなぜなのか…今ならわかる。
初めて観たときは
嫉妬による怒りから
主人公であり妻であるエイダの指を斧で切り落とした夫の気持ちなんてわからなかったけれど、それもわかる。
(そのシーンは何度観てもおそろしい…)
私の好きな映画の基準は、
美しいか否かにあります。
ストーリーの面白さだけではいつか飽きるけれど、
美しい映画は、年を経てなお輝き続ける。
この映画もそんな映画のひとつです。
ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター版 初鑑賞。ピアノで奏でる...
ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター版
初鑑賞。ピアノで奏でる曲がメインの作品かと思いきや三人の間に複雑な愛が絡み合う愛憎劇。
色んな愛の形がこの世に存在しそれは時として一般的には理解し難い愛の形も世の中にはたくさん存在する。エイダとベインズの愛の形もその一つと言える。その様な形は映画作品だからこそ理解したり触れたくなるものも沢山あるが、この二人の形は自分の中ではだいぶ理解できない距離にあり見ていて厳しい時間となってしまった。
主人公に対して嫌悪感を抱いてしまうと中々作品の良さに気付けないものであり今回の作品との相性は個人的には良くなかった。
個人的な2024年洋画新作鑑賞ランキング
1 ネクスト・ゴール・ウィンズ 4.8
2 Firebird ファイアバード 4.8
3 コット、はじまりの夏 4.7
4 アマグロリア(原題)Àma Gloria(横浜フランス映画祭2024) 4.8
5 コンセント 同意(横浜フランス映画祭2024) 4.7
6 ARGYLLE/アーガイル 4.7
7 アリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッション4.5
8 バティモン5 望まれざる者(横浜フランス映画祭2024) 4.5
9 デューン 砂の惑星 PART2 4.5
10 愛する時(横浜フランス映画祭2024) 4.5
11 ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ 4.5
12 アクアマン/失われた王国 4.5
13 ニューヨーク・オールド・アパートメント4.3
14 異人たち 3.7
15 ミツバチと私 3.6
16 ブリックレイヤー 3.5
17 ネネスーパースター(原題) Neneh Superstar (横浜フランス映画祭2024) 3.4
18 12日の殺人 3.3
19 コール・ジェーン -女性たちの秘密の電話- 3.2
20 コヴェナント/約束の救出 3.0
21 僕らの世界が交わるまで3.0
22 ストリートダンサー 3.0
23 カラーパープル 2.9
24 弟は僕のヒーロー 2.8
25 RED SHOES レッド・シューズ 2.8
26 画家ボナール ピエールとマルト(横浜フランス映画祭2024) 2.7
27 関心領域 2.6
28 ジャンプ、ダーリン 2.5
29 エクスペンダブルズ ニューブラッド 2.3
30 けもの(仮題)La Bête(横浜フランス映画祭2024) 2.3
31 マダム・ウェブ 2.3
32 落下の解剖学 2.3
33 ダム・マネー ウォール街を狙え! 2.3
34 哀れなるものたち 2.3
35 DOGMAN ドッグマン 2.2
36 パスト ライブス/再会 2.2
37 ボーはおそれている 2.2
38 ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 2.2
39 瞳をとじて 2.2
40 ゴースト・トロピック 2.2
41 葬送のカーネーション 2.2
42 Here ヒア 2.1
43 ハンテッド 狩られる夜 2.0
44 サウンド・オブ・サイレンス 2.0
45 ポーカー・フェイス/裏切りのカード 1.9
46 アバウト・ライフ 幸せの選択肢 1.8
47 サン・セバスチャンへ、ようこそ 1.8
48 VESPER/ヴェスパー 1.5
49 フィスト・オブ・ザ・コンドル 0.5
番外
QUEEN ROCK MONTREAL 5.0
私ときどきレッサーパンダ 5.0
FLY! フライ! 5.0
π〈パイ〉 デジタルリマスター 2.0
ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター版 1.5
ピアノとの強いつながりが感じられる
終始、悪天候とジメジメした空気が感じられる中で話が進むうえ、主人公のエイダが話さず険しい顔ををするため、一層暗くなる。
しかし、ところどころ流れる美しいピアノの音色と娘の無邪気さが可愛く、アンバランスさが感じられる。
エイダのピアノへの執着もさることながら、呪いのピアノかのごとく、周囲にトラブルを巻き起こす意思には感銘である。
エイダの本能を刺激するつながりがあるのだろう。
衝撃の展開ではあるが、止められない思いを違う形で描く作風は好きである。
ジェーン・カンピオン監督の重厚で心揺さぶられる名作
本作、4Kリバイバル上映で1994年の初公開以来30年ぶりに観ましたが、全く色褪せることのない傑作にあらためて心打たれました
スコットランドからニュージーランドのまだ見ぬ夫に嫁いできたエイダを演じるホリー・ハンターさんがすごく綺麗、劇中のピアノ演奏シーンは本当にホリーさん自身が演じたというのも素晴らしいし、本作でオスカー主演女優賞に輝いた演技には終始圧倒されます
そして同じくオスカー助演女優賞を獲った、当時11歳のアンナ・パキンさんも子供とは思えない美貌、ホリーさんと本当の母娘の様で、確かな演技に感心しっぱなしでした
エイダがスコットランドから荷物と一緒に持ってきたピアノはエイダの存在そのものの象徴と理解、そのピアノを夫となるサム・ニールさん演じるスチュアートは重いからと言って、いきなり荒々しい波打ち際の浜辺に置き去りにしてしまう
こんな事されればやられた方は誰でも修復不可能なほど傷つくと思います
この時点でエイダとスチュアートの結婚は始まることなく破綻していると思います
浜辺に野ざらしになっているピアノのもとへハーベイ・カイテルさん演じるベインズがエイダ母娘を連れて行き、その浜辺をバックにエイダがピアノを弾き、ベインズが聞き惚れるシーンは鳥肌が立つほど五感を刺激される、本作で一番 美しいシーンです
そしてベインズがそのピアノを自分の家に運び込み、調律してもらい、きれいに拭いて修復、エイダが弾くピアノの旋律に耳を傾け、その姿に見惚れ、エイダもその気持ちを受入れていき、やがて2人が禁断の領域に踏み込んでいく展開がとても切なく、この先 嫌なことが起きなければいいけど、と不安を掻き立てられ、それが目を背けたくなる展開に発展、最悪の気分になりました
でも最終的にはハッピーエンド(と信じます)ではあるので、最悪の最悪な気分からは救われますが、とにかく終始緊張感に縛られどっと疲れるので、軽い気持ちでは観れず、それなりの覚悟が要りますが、映画史に残る必見の名作だと思います
ピアノを中心に描かれた映画
これまで気になっていた映画だが、映画館で上映されると知り、鑑賞した。
極上のアート作品という印象。
ピアノを中心に、ストーリーは展開するし、名曲が流れる。
人ではない、ひとつのモノに着目、執着することでこのような魅力的な作品が生まれるのだという気づきを得られた。
良かった所
①Dリーン並の荒海
②能面ホリーハンターが生き生きしてくる所
③能面ホリーハンターの産毛
④能面ホリーハンターの良くわからない鍵盤勘定
⑤指切断と義指のケレン味
引っかかった所
①聾唖の心の声をいきなり娘の声で表現
②現地民を侮蔑してる?
③カイテル何故脱ぐ? そしてハウリング
④サムニールのなまっ白いキャンディアス
⑤曲がりなりにもハッピーエンド
隙間がない美しい
公開30周年記念の4Kレストア版
初公開ぶりだったので断片的にしか覚えてなかったけど、なんか凄く面白かった
19世紀なかば、ショックで声が出せなくてピアノで感情と吐露する女性と娘がピアノと共にニュージーランドの入植地に嫁入りする
マイケルナイマンの有名な曲、ホリーハンターの黒を基調としたドレス、ハーベイカイテルとサムニールのだらしないけど色気がある男たち、寓話みたいな物語、どこも隙間がないなー4Kの美しい画面でみれてよかった
やっと鑑賞
ホリーハンターの演技最高でした!
言葉を話さない女性を表現する、魅了させられる。
マイケルナイマンのピアノの楽曲が、この映画の全編を通して素晴らしく印象に残った曲だった。
ストーリーは、心を閉ざす女性がピアノを通してどの様に心を開くか?
主人公の激しく、ストレート過ぎる純愛物語ですね🫣
娘も、母を守ってあげたいと思った行動。旦那さんも
主人公を愛したいと、思った行動。
ハラハラしながら、見入ってしまった👀
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