バルセロナの恋人たち

劇場公開日:

解説

冷戦末期のスペインを舞台に、情熱的な美女と二人のアメリカ人青年の恋愛をユーモラスに描いた一編。監督・脚本・製作は「メトロポリタン」のホイット・スティルマン。共同製作はエドモン・ロッシュ、セシリア・ローク、撮影はジョン・トーマス、音楽はマーク・スオッゾ、美術はホセ・マリア・ボティネス、衣裳はイーディ・ジグェールがそれぞれ担当。出演は「メトロポリタン」のテイラー・ニコルズ、クリス・アイグマン、95年度アカデミー助演女優賞を受賞した「クイズ・ショウ」などのミラ・ソルヴィーノ、「スウィング・キッズ」のタシュカ・ハーゲンなど。

1995年製作/101分/アメリカ
原題:Barcelona
配給:アスミック
劇場公開日:1996年3月2日

ストーリー

冷戦末期。スペイン、バルセロナ。テッド(テイラー・ニコルズ)はアメリカ系企業で働くセールスマン。そんなある日、いとこの海軍将校フレッド(クリス・アイグマン)が突然来訪、あつかましく居候をはじめた。失恋直後で傷心いえないフレッドはこれを怒り、二人はケンカをはじめた。そんな二人を、見本市をコンパニオンの美女たちが仮装パーティに誘う。フレッドはその中の一番の美女マルタ(ミラ・ソルヴィーノ)と、テッドは金髪が素敵なモンセラート(タシュカ・ハーゲン)という女性と交際をはじめることに。4人が連れ立って出歩く日々が続くが、テッドとフレッドは2人の美女の奔放さに呆れるばかり。フレッドの真剣さにもかかわらず、モンセラートは同棲相手で反米思想のジャーナリスト、ラモンのもとに戻ったまま帰らなかった。折あしく、スペインでは反米気分が最高潮。テロリストの襲撃も日常化し、フレッドまでもが狙われはじめた。その矢先、フレッドはマルタの部屋で銃撃されて重傷を負う。慌てて病院にかけつけるテッド。しばらく後。ようやくフレッドにも意識も戻り、二人は帰国を決めて、バルセロナ生活も終わりを告げた。

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